テストで脳のクセが分かる-脳のタイプでストレス対策ができる 1

「新しもの好きの人」「怖がり屋さん」のストレス対策

あなたはA・B・C・Dのどのタイプ? 脳のクセからわかるタイプ別ストレス対策を紹介。

あなたの脳のクセは?

 好き嫌いの傾向は、遺伝子や育ち方、環境要因と密接なかかわりのある「脳のクセ」に影響されます。逆にいえば、脳のクセを知ることで、自分に合ったストレス対策を見つけることができるとも考えられます。

 まずは、「脳のクセを知るテスト」のABCDそれぞれについて、いくつの項目が自分にあてはまるかを数えてみましょう。当てはまる項目が5個以上あれば、それがあなたの脳のクセ(気質のタイプ)です。

 Aは新しもの好きの「新奇探索傾向」、Bはリスク嫌いの「損害回避傾向」、Cは仲間好きの「報酬依存傾向」、Dは完璧主義の「固執傾向」を示しています。この4つの傾向は誰もが複合的にもっているものなので、自分のなかの各タイプとのつきあい方を考えてみてください。

 今回は、AタイプとBタイプについて紹介します。

好奇心旺盛だが飽きっぽく、現状に満足しにくいAタイプ

 このタイプは「行動のアクセル」と呼ばれるドーパミン系神経の働きが過剰なために、新しいことが大好きで、次々と興味が移り変わります。好奇心旺盛で流行に敏感ですが、飽きるのも早く、いつも現状に満足できません。一見ストレスとは無縁にみえますが、このタイプならではのストレスもあり、とくにリスクを嫌うBタイプや完璧主義のDタイプが強く同居していると満足感が得にくく、葛藤をまねきがちです。

Aタイプのストレス対策

コツ(1) スケジュールは前倒しに
 新しい仕事を引き受けたら一気にこなすように心がけましょう。そうしないと、すぐにほかの仕事に目移りし、仕事はたまる一方。自分の気まぐれな性格を自覚し、期限のある仕事は締め切りを前倒しに設定し、早めにこなしてしまいましょう。

コツ(2) 10年後の自分をイメージする
 日々、変化に富んだ仕事をしていれば新奇性は満たされやすいものの、一般の職種ではそうもいきません。不満がたまらないように多彩な趣味をもちましょう。ただし、器用貧乏になりがちなので、10年後の自分の姿を多少なりともイメージしながら、物事に取り組んでみましょう。

日本人に多い、リスクを嫌うBタイプ

 このタイプは「損害回避傾向」が強い、リスクを嫌う怖がり屋さん。日本人に多くみられるタイプです。

  「脳内の行動のブレーキ」「脳の安定装置」といわれるセロトニン系神経の働きが強すぎたり、逆に弱すぎるために、慣れていることや知っている人を好み、リスクを避けようとします。リスクを避けようとするあまり「イヤイヤ思考」に陥り、気持ちが堂々めぐりをしてしまうことも多く、とくにDの固執傾向をあわせもっていると、さらにこの傾向が強まります。また、セロトニン系が強いと慢性疲労に、弱いと抑うつ傾向に陥りやすいともいわれるので注意が必要です。

Bタイプのストレス対策

コツ(1) 交渉ごとの処理は一気に
 怖がり屋さんにとって最も大きなストレッサーは他人とのかかわりです。とくに、まだ起きていない物事を心配する傾向があるので、他人と会うこと自体が強いストレスになります。しかし、慣れない相手との交渉をすべて避けることはできませんし、先延ばしにすると、その間ずっとストレスを抱え込むことになるので、できるだけ早く処理しましょう。 それでも予定がたまってしまったら、一気に処理することです。たとえば、電話をかけ始めたら、必要なところには一気にかけてしまいましょう。また、交渉の際は、人に過剰に合わせないように心がけてください。

コツ(2) からだをほぐせば脳もリラックス
 毛細血管を収縮させ、筋肉や心臓に血液を集中させ緊張を高める「交感神経」が優位になりがちです。交感神経は、心身のリラックスやエネルギー補給をつかさどる「副交感神経」とバランスよく活動していますが、このバランスが交感神経に偏りがちなのです。

 その結果、ストレスが肩こり、眼の疲れ、胃の痛み、片頭痛、過呼吸、腰痛などの症状として現れやすい傾向があります。逆にいえば、ストレッチなどで筋肉の緊張をほぐし、リラックスさせることが、脳の疲れの解消にもつながるわけです。

 C・Dタイプについてはこちら

(「ぐんぐんよくなる頭の使い方」、篠原菊紀著、法研より)

篠原菊紀


諏訪東京理科大学助教授
1960年長野県生まれ。
東京大学大学院博士課程(健康教育学)を経て、現在、東京理科大学共通教育センター助教授。脳システム論、人システム論、学生相談室長。

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