絶望的な気持ちになったら-カウンセラーが語る、行き詰まりから抜け出す方法

あせらず、落ち着いて光を探しましょう

 

絶望的な気持ちの状態

 誰でも人生の中で何度かは、「もう、どうしたらいいのか分からない」、「八方ふさがりだ」と感じることがあるのではないでしょうか。「こうなったらいいのに、道がない」、「こうしたいのにできない・・・」。そう思うと絶望的な気持ちになりますよね。あまり長い間、そのようなストレスを感じていると、時に、うつ状態に陥ってしまうことさえあります。

 恋愛や結婚、仕事や友人関係、さまざまな悩みを抱えて私たちは生きています。自分ひとりの力じゃどうにもならないことがたくさんあるからです。いくらたくさんの人が周りにいても、自分の気持ちを分かってくれる人がいない、そう感じた途端、いろいろなことが苦しく感じられませんか?そんなとき、自分の気持ちひとつで逃げ出すことができたら、現状を変えることができたら、どんなに楽でしょう。でもそれが、とっても難しいことなんですよね。

「暗闇」の中で周りを見るということ

 ところで、身近な体験として、夜仕事から帰ってきて、明かりのない部屋に入った瞬間や、明るい部屋にいるとき、突然電気が消えて真っ暗になってしまったときなど、何を感じますか?多くの人は「暗い」、「何も見えない」と感じますよね。見慣れた部屋にいて、何がどこにあるのか分かっていても、「暗闇」の中では不安になったり心細くなったり、得体の知れない恐怖などがこみ上げてくるかもしれません。「見えない」ということが与える心理的影響は、かなり大きいと言えそうです。この「暗闇」での状態は、行き詰って「先が見えない」と感じてしまう状態と似ていると思いませんか?

 たとえば恋人や家族、親戚に職場の人間や友人、仕事、取引先、自分の周りには顔見知りだったり親しかったり、身近なことだったりと、自分の生活に慣れた「しがらみ」ばかりあります。しかしその中で、どうすることもできないと感じてしまうとき、つまり「強く孤独を感じてしまうとき」や「気持ちの行き場がない状態」など、「暗闇」と同様、とても強い「不安」や「息苦しさ」を感じることと思います。もし暗闇なら光が少しあるだけで安心できるでしょうし、孤独感や行き場のない苦しさは、誰か一人でも心から信頼できる人がいれば、かなり和らぐことでしょう。進む道がないという八方ふさがり状態だって、自分の心に一筋の希望が持てれば、また状況は変わっていくことでしょう。

 言うのは簡単!と、思われるかもしれません。でもちょっと試してみてください。夜、明るかった部屋の電気を消した瞬間、そこが本当に「何も見えない暗闇」なのかどうか。不安な気持ちのままでもかまいません、じっと数分目を開けたまま周りをよく見渡してみましょう。「暗闇」に目が慣れてきて、うっすらいろんなものが見えてくるようになります。普段気にしないような音やかすかな光にさえ、きっと気がつくことでしょう。そんなころ、気持ちは少し落ち着いてきて、「さて、どうしようか」と考えられるようになるかもしれません。そして今度電気をつけたときは、消す前よりももっと明るく感じることでしょう。それが「道を見つけたとき」の気持ちに似ているように思います。

一筋のかすかな光

 普段気がつかない一筋の光に気づくこと、それがきっと「行き詰まり」の状態から抜け出す方法なのではないかな、と私は思っています。そのためには、どんなときでも「必ず目を開けて、周りを見ながら落ち着いて待ってみる」ことが大切なのかもしれません。どんな憂鬱な「しがらみ」の中にも、きっと一筋のかすかな光があるはずです。あなたにとってのその「光」を、焦らず、心を落ち着かせて、目をじっと開きながら探してみてほしいと思います。

【執筆】
宇都宮みゆきカウンセラー


各分野の専門知識・豊富な実績をもつ、こころのマッサージルームピースマインド・イープのカウンセラー。ピースマインド・イープでは対面・電話・オンライン等、本人の希望にあわせてカウンセリングに対応している。

■ピースマインド・イープ株式会社
高度な専門性を活かしたメンタルヘルス関連サービスを提供。日本最大級のオンラインによる心理カウンセリングサービスを提供するほか、オフラインでも直営カウンセリングルームを全国展開し、数多くの方々のメンタルケアを支援しています。人間関係、仕事・キャリア、家族・夫婦、育児・教育など、誰しもが抱える悩みやストレスについて、専任のカウンセラー(臨床心理士・精神保健福祉士等)がお応えします。

・カウンセリングとは
//health.goo.ne.jp/mental/read/index.html
・健康用語
//health.goo.ne.jp/mental/yougo/index.html

その他のメンタルヘルスコラム

この記事を見ているひとはこんな記事も見ています

電気をつけたままで寝ると大変なことに

肥満になるリスクが高くなる

肥満の自覚症状として頻度の高いものは呼吸障害です。睡眠時に、いびきや10秒以上の無呼吸が頻繁に認められ(睡眠時無呼吸(すいみんじむこきゅう)症候群)、日中の注意力障害、居眠りを起こしたりします。さらに重症... 続きを読む

美白になるためには「光毒性」の食べ物に要注意!

光毒性というものを知っていますか?光があたることにより、シミができやすくなってしまうというものです。ソラレンという成分がその光毒性を持っているとされ、食べ物に含まれているので、それを食べて外出するとシミができやすい状態になっているのです... 続きを読む

感謝と素直な気持ち

今回のテーマは、この一年を振り返って、感謝とGift
マイフェイバレットフードのテーマに“感謝”?って不思議ですね。
最近、食材と向き合う時に、特にありがたい気持ちを感じます。料理づくりで野菜の切れ端、食... 続きを読む

DV夫との関係を解決する勇気-カウンセリングを受けたAさんの場合

今回は、なぜ人は神経症になるのかという疑問にお答えします。 重くて深いけれど理解してしまえば、簡単に、しかも神経症にならずにすむかもしれません。「もっと早く知りたかった」と言ってくれることを期待し、独断と偏見と、そして読者の方に愛をこめて... 続きを読む

人間関係に行き詰まりを感じたら-まずは自分を満たすことの重要性

私たちは、日々多くの人間関係に身を置いています。家族、同僚、部下、上司、友人、恋人etc・・。時には、関係を味わうというよりも、「役割」を求められることに疲れ、関係から引きこもりたくなることもあると思います。「与えられる前に与えよう」といっ... 続きを読む

彼の部屋に行ったらチェックしてしまうことランキング

部屋全体の雰囲気 部屋がどれくらい片付いているか 彼の態度 昔の写真(アルバム) 女性の化粧品や小物が置いてないか ... 続きを読む

お尻周りをきれいに見せたいです

Q.お尻周りをきれいに見せたいです A.上から隠すのは逆効果。見せるorベルト使いの技で!
パンツスタイルの時、ついついチュニックやロングワンピなどでヒップ周りを隠していませんか?
お腹やお尻の大き... 続きを読む

彼女の気持ちが重すぎると感じることランキング

毎日電話することを強制する 土日24時間一緒にいないと気がすまない 「どこで」「なにをしている」かを把握したがる 「私のこと好き?」と事あるごとに聞く... 続きを読む

こころの傷の癒し方-トラウマに向き合いながら克服する方法

「こころのケア」という言葉を耳にすることが多くなりました。「トラウマ」という言葉が日常的に使われるようになりつつあることからも、人々のこころの傷への関心の高さがうかがわれます。 大規模な災害や事故に遭った場合はもちろん、日常生活の中でもこ... 続きを読む

進む道を見失った膝はそっぽを向いて硬くなる

膝の向きが表す意味は、自分が進む道の方向性。O脚やX脚など、膝頭がそっぽを向いているのは、自分が進みたい道を見失っている、または、本心を隠して現状に満足している証拠。膝が正面を向いて望む方向へ進めるように、関節の柔軟... 続きを読む