手に伝わる話し方とは-きちんと伝えるには「思いやり」が大事?

あなたが言いたいこと、伝えられていますか?

 

会話は重要なコミュニケーション。気心の知れた仲間と会話を楽しむことで、楽しい体験を共有したり、愉快な話に笑ったりと、生活をより豊かに彩ることができます。しかし、自分の考えや意見を伝えているのに、誤解されたり意図としていることとは違うことに受け取られたりと、なかなかうまくいかないことがあることも事実です。相手にきちんと伝えるための話し方には、ちょっとした「思いやり」が必要なのです。

何を伝えたいのか、話し手自身がまず整理

「それで、結局何が言いたいの?」会話の中で、こんなふうに言われたことはありませんか?あなたとしては言いたいことを全部話したつもりなのに、言いたいことが伝わっていないと、悲しいですよね。こんなときはもしかしたら、あなた自身が何を伝えたいのか、あやふやなのかもしれません。聞き手は、「この人は何を言おうとしているのだろう」と、頭の中で整理しながら聞いています。しかし、話し手が思いつきでバラバラと話してしまっては、相手を混乱させてしまうのです。そうならないためには、まず、何を伝えたいのかを、頭の中で整理してみましょう。そして、どんな順番で話せば相手に伝わるのか、話す順序も考えてみましょう。

相手が理解できているか、随時確認

言いたいことも明確にして、順序立て話しているのに、相手に理解してもらえないこともあるかもしれません。そんな時は、自分の話すスピードと相手の聞くスピードがあっていないのかもしれませんね。 話を理解するスピード゙は人それぞれです。そして、相手が良く知っていたり興味がある話題と比べ、あまり知らなかったり、事前に情報がない話題には、相手の理解のスピードもゆっくりになるかもしれません。まずは、ゆっくりハッキリ話し、自分が話したことを相手が理解したかどうか、確認していきましょう。 また、専門用語や略語などを使いすぎていると、相手に伝わりにくいことがあります。相手がわかる言葉なのか、「相手の辞書」にある言葉なのか、注意してみましょう。

特に伝えたいポイントは繰り返す

あなたが話す内容は、重要なポイントだけではなく、そのポイントを補足する周辺的な情報もあります。重要なポイントと、それ以外の情報を一緒に話をしてしまうと、結果的にどこが重要なのかを分かりにくくしてしまうこともあるのです。補足する情報は多くなりすぎず注意し、本当に伝えたい重要な部分は繰り返し話し、強調することが必要です。

内容の長い話は途中でまとめて話す

長い話をうまく相手に伝えるのはなかなか難しいものです。しかも、自分はまだ話途中なのに、相手が話の主旨をまとめてしまうと、「まだ言いたいことが言い切れていないのに・・・」とがっかりしてしまいますよね。そんなときは、途中で要約しながら話を進めると、相手が理解しやすくなりますよ。全体を適度なまとまりに分け、ひとつの話が終わった段階で要約して整理し、次の話をするといいでしょう。そうすれば、自分も相手も「何の話の途中だったっけ?」 と迷子にならずにすみます。

熱意を持って、からだ全体で表現する

うまく話せるか自信がないときは、つい「面白い話じゃないんだけど・・・」と話をする前に、断りを入れてしまうかもしれません。どんな話も、熱意を持って話せば、より伝わりやすくなります。また、言葉以外にも声の調子や大きさ、話すスピード、表情、ジェスチャーなども工夫し、メリハリをつけてみましょう。

普段何気なく話していても、いざ相手に何かを伝えるために意識して話すのは難しいもの。そんな時はこれらの基本にたちかえってみましょう。そしてコミュニケーションの根底にあるのは「相手への思いやり」。お互いが気持ちよく、楽しい時間を一緒に過ごすために、これらのポイントを意識し、相手に配慮しながら会話を楽しみましょう。

【執筆】
ピースマインド・イープ


■ピースマインド・イープ株式会社
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