【マスティック】ますてぃっく

「あなたの歯茎は健康ですか?」
 コマーシャルみたいな質問ですが、日本人の80%が歯周病に罹患しているといわれています。まずは、次の項目をチェックしてみて下さい。
1 歯を磨いたときに出血する
2 口臭がする
3 朝起きたときに口の中がネバネバする
4 冷たいものや熱いものが歯にしみる
5 歯と歯の間にすき間があいた
6 食べ物が歯に挟まる
7 噛み切れないことがある
8 歯肉が腫れた
9 歯がグラグラする
 どうですか。一つでも思い当たることがあれば、あなたも歯周病、かもしれません。  

口腔内には500種の細菌が存在する

「私たちの口腔内には約500種類の常在菌が存在していて、その中で歯周病の主たる原因菌であるグラム陰性菌は10種類くらいだといわれています。これらの細菌バランスが取れていれば口腔内の環境は保たれ、免疫力もアップし、ムシ歯や歯周病の予防にもなります。ところが、唾液や歯周ポケット中にグラム陰性菌が増えてくると、歯周病にかかりやすくなります」  と渡辺秀司先生。
 つまりグラム陰性菌の増殖を抑え、口腔内環境を整えれば歯周病は防げることになるのです。しかし・・・。
「細菌の抑制は必要ですが、強力な殺菌性のある薬剤を使うと、常在菌まで殺してしまい、口腔内の免疫性にまで影響してしまうんですね。そこでグラム陰性菌だけを抑制する作用を持つハミガキ剤や洗口剤の開発が急がれたのです」(渡辺先生)
 でもちょっと待って。今までも歯周病ケアに効果があるといわれる口腔洗浄剤が数多く薬局に並んでいましたよね。それらとの違いはどこにあるのでしょうか。

中国の漢方生薬としても使わ

「現在使用されている洗口剤の多くは、プラーク(歯垢)を長時間除去するほどの力がないのです。また殺菌効果を過度に期待するあまりに、高濃度な殺菌剤を使用すると、口腔内の環境を破壊したり、歯肉などの細胞障害を生じさせることもあるんですね」(渡辺先生)

 こうして渡辺先生やその仲間の歯科医師たちの研究・開発によって誕生したのが、漢方うがい薬とマスティックのハミガキ剤です。
「マスティックは、ギリシャ南東部のエーゲ海に浮かぶヒオス島に自生する木から採取したネバネバした樹液です。ギリシャでは500年以上前からこの樹液をガムのように噛む習慣があるんです」(渡辺先生)
 ギリシャが原産国ですが、中国でも漢方生薬として使われていました。それは漢方古典の『図経本草』にと記され、現在はと呼ばれている漢方生薬でもあったのです。
 
このマスティックが世界的に注目されるようになったきっかけは、1998年に英国の医学誌に載った『マスティックガムはピロリ菌を殺す』という論文発表でした。それまでも、マスティックを噛んでいる人々は消化器疾患が極めて少ないことが知られていましたが、ピロリ菌に対して強い抗菌性が確認され、さらに日本歯周病学会でも、歯周病関連菌にも抗菌性を有することが明らかにされたのです。
「マスティックは、歯周病の原因菌であるグラム陰性菌に対して特に強い感受性があります。 他の口腔細菌に影響を及ぼしにくく、歯周病菌だけを選択的に抑えて、減少させることが可能なのです」(渡辺先生)
 また、渡辺先生が開発したもう一つの「漢方うがい薬」は、細胞のDNA活性を増大させ、炎症や免疫・造血反応などの生態防御反応などをつかさどるサイトカインを働かせることが証明されています。

免疫力の活性化で歯周病を予防

マスティックは、歯周病の原因菌であるグラム陰性菌を減少させますから、漢方うがい薬とマスティックハミガキを併用すれば、歯周病の予防と改善にダブルで働きかけてくれるわけです。マスティックは今、最も注目されているハミガキ成分なのです。

左:渡辺先生らが開発した「Mastic・デンタルジェル」 (3本セット)¥5,400/問い合わせ とつかグリーン歯科医院045・871・2010 右:発泡剤不使用の「マスデント」¥1,360/ゼリア新薬工業 問い合わせ お客様相談室03-3661-2080



渡辺秀司先生
とつかグリーン歯科医院院長。 歯学博士。(財)漢方医薬研究振興財団常任理事・漢方歯科医学研究所所長。日本歯周病学会会員。