【αGG】あるふぁじーじー

 美肌を作る作用から、いま化粧品などで話題に。正式には「α-グルコシルグリセロール」といい、もともとは日本酒に含まれる旨み成分です。「清酒白鹿」で知られる辰馬本家酒造の研究者が独自に抽出、その機能性の応用が注目されています。
「日本酒はお米と麹菌を発酵させて作りますが、αGGはその発酵過程でできる糖アルコールの一種です。含有量は、日本酒300ml中に約1g(0.5%)。αGGは体内で『インスリン様成長因子-I』という生理活性物質の産生を促進します」(岡嶋研二先生)
この働きから、さまざまなアンチエイジング効果が生まれるのだとか。
「皮膚でいうと、ヒアルロン酸とコラーゲンの産生が促進されるので弾力性(ハリ)が高まります。αGGには水分保持力があるので、保湿性も実感できるようになるでしょう。さらには育毛促進効果が認められています」(岡嶋先生)

30、40代の肌に弾力が戻った!

 岡嶋先生は、αGGが肌を通しても皮膚組織に浸透することを、実験で証明しています。
 20~40代の女性23人のうち、13人を「αGG群」として、αGG配合ローションを塗ってもらいます。残り10人の「対照群」には、αGGを含まないローションを塗ってもらいます。2週間後、肌の弾力性を比較しました。
「左目尻下の皮膚で比べたところ、αGG群では、弾力性が上昇した人が12名で、やや低下したのが1名でした。一方、対照群では弾力性が低下したのが5名、あまり変化しなかったのが3名、上昇が2名でした。就寝前の1日1回、2週間だけ塗ってのこの差は、αGGの効果が強力であることを物語っています」(岡嶋先生)
 特に30代、40代で肌に弾力性を取り戻した方が多かったのは、うれしい結果です。
 αGG群の女性たちが「ハリ、潤いを実感できた」と感想を寄せている点も見逃せません。
 

 また、αGGを食べたり飲んだりして摂取しても、体内で「インスリン様成長因子-I」の産生が増強されます。肌以外にも、次のような効果があります。
●中性脂肪の蓄積を抑制→肥満、メタボの予防。
●血管の柔軟性や若さの維持に重要な、血管内皮細胞の増殖を促す→動脈硬化の予防。
●血糖値の上昇を抑制→糖尿病の予防。
●抗アレルギー作用→花粉症などのアレルギーを軽減。
●免疫力の増強→風邪やガンの予防。

お酒や料理でもαGGは摂れる?

 αGGは体の内からも外からもいい作用をしてくれるわけですが、では日本酒を直接皮膚に塗っても皮膚のハリや保湿に効果はあるのでしょうか?
「あります。ただし直接だとアルコールなどの刺激が強すぎるので水で薄めてください。私が実験に用いたローションもαGGの含有量は0.01%(日本酒の50倍)に薄めています。飲酒についても、日本酒をたくさん飲めば飲むほど摂取効果があがるというものではありません。アルコールの害も考えると、αGG目的で大量に飲酒するのは無意味。ただ、お酒を飲むとき、ウイスキーや焼酎を日本酒に代えて適量飲むのは効果的だと思います」(岡嶋先生)
 αGGは熱に強いので、お燗にしても壊れません。ということは、お料理で日本酒を使っても摂取できるわけです。アルコールがダメな人やたまにしか日本酒を飲まない人は、煮物や炒め物で日本酒を多めに使うことをおすすめします。日本酒はお料理をおいしくするので一石二鳥ではないでしょうか。
「αGGは日本酒のほかお米を発酵させる味噌、みりんにも含まれています。ことさら飲酒しなくても食事で継続的に摂取するのがいいと思います。生活の中で日本酒となじみがない人は、αGG配合の化粧品を使うか、サプリメントを利用するといいでしょう。今後、αGGを素材とする商品がいろいろ開発されると思いますが、いまのところ、化粧品がもっとも確かな効果を期待できますね」(岡嶋先生)

左:強い抗酸化作用で知られるピクノジェノールをプラスした、リッチなクリーム。「ネオキューブ エクセレントクリーム」30g 6,300円/辰馬本家酒造
右:ラブレ菌やハーブとのコラボで、花粉症に効果的なサプリ。「ラブレハナトール」28粒 2,200円/ラブレ創健

問い合わせ先/辰馬本家酒造■0120-18-5852。 http://www.alphagg.com/
ラブレ創健■0120-440-335



お話を伺った先生
岡嶋研二先生
名古屋市立大学大学院医学研究科教授。1982年、熊本大学医学研究科修了後、同大学院医学薬学部助教授、オーストリア・ウィーン大学留学などを経て現職。血液学、ストレス学、抗加齢医学などの研究成果の応用・展開を目指している。