【ボーンペップ】ぼーんぺっぷ

 いま日本の骨粗しょう症の患者数は約1千万人。特にホルモンが減少する閉経後の女性がかかりやすいため、アラフォー世代から予防を心がけることが重要です。そこで、今注目されているのが骨を強くする新成分“ボーンペップ”。鶏卵からヒヨコが生まれるメカニズムに着目し、開発されました。
「卵は約21日間温めると孵化します。卵の中にヒヨコの成長に必要なすべてのものが含まれているのです。研究によって、卵黄の中にあるぺプチドが骨を作り、成長させていることがわかりました。それを人にも応用できないかと考えたのです」(山根哲郎先生)
 脱脂した卵黄を、酵素処理したペプチドが“ボーンペップ”。
 名前は、骨(BONE)ペプチド(PEP)からつけられました。「 卵黄ペプチドは骨の形成や骨の密度の維持に深く関わっています」(山根先生)

骨の代謝を改善して強く

 人の骨はからだが発達するとともに成長し、成長期が終わると、できあがった骨格や骨量を維持するようになります。
「その仕組みを支えているのが、骨を作る骨こつ芽が細さいぼう胞と、骨を壊す破は 骨こつ細さいぼう胞。破骨細胞が古い骨を壊し、骨芽細胞が新しい骨を作ることで、骨は絶えず新しいものに作り替えられています。成長期には骨芽細胞などの新陳代謝が活発なので、骨が伸び太くなる。そして大人になると、骨芽細胞と破骨細胞はバランスを保って一定の骨量を維持します」(山根先生)
 ところが加齢に伴い、骨芽細胞も破骨細胞も活性が低下して骨が老化してきます。
「特に女性は、骨芽細胞の活性を高める女性ホルモンのエストロゲンが急激に低下する閉経後に、骨粗しょう症を発症しやすくなります。骨を作るより、骨を壊す速度のほうが上回ってしまうからです。それを、ボーンペップがサポートしてくれるのです」(山根先生)
 マウス実験で、ボーンペップが骨の代謝を活性化することが証明されました。
「ボーンペップを、自然老化したマウスと骨粗しょう症モデルのマウスに投与する実験では、いずれも骨芽細胞の増殖を活性化し、破骨細胞の分化を抑えるほか、古い骨を吸収して壊す作用も抑制します。また、コラーゲンの合成やカルシウムの沈着も増強されました」(山根先生)
 骨粗しょう症予備軍ともいえる40~60代の女性を対象にした臨床試験も実施されています。
 6カ月間の摂取により骨密度、骨代謝に関わる血液中のマーカーがどのように変動するか現在、確認されているところ。
 今後、この結果は学会や論文などで発表を行い、明確なエビデンスのある素材として提供される予定です。

肌と同様に骨もエイジングケア

 からだにいいこと世代では、まだ実感のない骨粗しょう症ですが、これからあなたの生活をおびやかす可能性大です。
 骨粗しょう症は、骨密度が減ってもろくなり、骨の変形やズキズキした痛みを招きます。また、日常生活の動作で足や骨盤の骨折を引き起こしてしまうことも。大腿骨や骨盤骨など、体を支える骨の骨折は、高齢者が寝たきりになる大きな原因です。
「骨粗しょう症は、中年以降に見られ、8割が女性です。多くは高齢者ですが、若いうちから骨量を最大に保っていれば、予防できます。骨粗しょう症になってから骨密度を上げるのは難しいので、特に40歳前後の女性は今から骨の健康を意識してほしいですね」(山根先生)
 骨を強くするには、カルシウムやビタミンDの摂取、適度な運動が大切です。カルシウムやビタミンDだけを摂るのではなく、ボーンペップと一緒にとった方が効果的。カルシウムやビタミンD、ボーンペップを配合したサプリメントや、牛乳に混ぜるタイプの栄養機能食品もあるので、手軽に取り入れられます。
「美肌、体型の維持と同様に、骨の健康もアンチエイジングのひとつ。骨から若さを維持しましょう」(山根先生)
 今日から、骨のエイジングケアをはじめてみませんか?

お話を伺った先生/山根哲郎先生
医学博士。松下記念病院院長。京都府立医科大学臨床教授。がんに関する研究発表を行うほか、病院の院長として地域医療の向上に積極的に取り組んでいる。

左:骨の形成に必要なボーンペップとカルシウム、ビタミンD、脳や体の疲労を取る大豆ペプチドを配合したサプリメント。アラフォーからのカルシウム補給に。「愛(ラブ)ボーン」150粒 ¥4,200 /ミヤリサン製薬

右:骨を丈夫にする成分を多数配合。牛乳に混ぜて飲む栄養機能食品。ヨーグルト味と、ミルクココア味と。「セノビック」各140g×4袋 ¥2,100 /ロート製薬