【フラバンジェノール】ふらばんじぇのーる

 非常に高い抗酸化力を持つ成分「フラバンジェノール」。アンチエイジングに効果があり、化粧品やサプリメントに配合され人気になっています。皮膚に 塗ると血流を促進する作用も発見され、冷えが気になる季節の強い味方に。
 フラバンジェノールは、フランス海岸松の樹皮から抽出された成分です。ただし、日本にある一般的な松ではなく、フランス南西部の大西洋沿岸にのみ生育する、松の樹皮成分に限られています。
「この海岸地方は極端に雨が少なく、年中強烈な紫外線と大西洋からの強い潮風にさらされています。その過酷な気候条件による害から身を守るため、非常に樹皮が厚くなり、フラバンジェノールという抗酸化作用の強いポリフェノールを有するようになったと言われています」(山田美奈先生)

薬にもなっている血流改善作用

 そのフラバンジェノールで今注目されているのは、血流改善作用です。
「実は、フランスを中心とするヨーロッパでは以前から知られていて、血管性疾患を治療する薬としても使われています。血液をサラサラにし、血管を柔軟 にするので動脈硬化や血栓を予防・改善します」(山田先生)
 今回の実験では、手に塗るだけでも血流改善効果があることがわかりました。
「フラバンジェノールのエキスを人の手に塗り、血流の改善効果を測定しました。すると、すぐに毛細血管の血流が促進。血流は30分後、60分後と上昇し、120分後も維持されます。皮膚組織の血流が促進されれば、新陳代謝が盛んに。スキンケアとして使うことによって、シミ・クスミのない美しい肌を作ると考えられます」(山田先生)

ビタミンCの600倍の抗酸化力

 他にも、フラバンジェノールは美肌に効果的な抗酸化作用をたくさん持っています。
 先生によると、顔は特に酸化の影響を受けやすいのだそう。
「もともと皮脂は空気に触れると酸化しやすい性質を持っています。しかも、顔や手は常に外気に触れているだけでなく、紫外線に直接さらされるため、活 性酸素による酸化が加速されてしまうのです。また、ストレス、睡眠不足、冷えなどによる毛細血管の血流不良などによっても活性酸素は生じ、肌を酸化させます。それによって、シワ・シミ・くすみができてしまうのです」(山田先生)
 そこで、皮膚表面での活性酸素の発生と酸化を抑えるのがフラバンジェノール。なんと、フラバンジェノールの抗酸化力はビタミンCの600倍、コエンザ イムQ10の250倍以上だとか。
 その上、フラバンジェノールには次のような美肌効果も実験や臨床試験で確認されています。
「シミの原因になるメラニンを生成する酵素の働きを抑制して、シミを予防します。さらに、メラニンの新陳代謝を促進し、シミの改善に役立ちます。また、コラーゲンの生成を助けるほか、コラーゲンの分解を防ぐ働きがあることも明らかにされています」(山田先生)
 コラーゲンは皮膚組織だけでなく、靭帯や腱、骨、軟骨、血管などを構成する細胞をつなぐ重要な役割を担っています。いわばからだの張りを保つ“縁の 下の力持ち”のようなもの。
 からだの老化は加齢によるコラーゲンの減少も原因のひとつ。その意味でも、フラバンジェノールは全身のアンチエイジングに効果的な成分なのです。
「フラバンジェノールはサプリメントとして広く認知されていますが、化粧品にも配合されるようになり、より身近なものになっています。肌のエイジングケアにおすすめです」(山田先生)

お話を伺った先生/山田美奈先生
医学博士。皮膚科専門医。東京女子医科大学卒業後、同大学院、同大学病院皮膚科勤務などを経て、四谷三丁目皮膚科の院長に。皮膚科全般のトラブルから、美肌、アンチエイジング、脱毛相談まで幅広く治療に当たっている。

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