【クロレラ】くろれら

 クロレラは、湖や池で見られる緑色のプランクトンで藻の一種。1890年に発見され、ギリシャ語の緑(chloros=クロロス)と、ラテン語の小さい(ella=エラ)というコトバを組み合わせて「クロレラ」という名前になりました。
「地球の誕生時から存在していたともいわれ、水、空気中の二酸化炭素、太陽光があれば生きられる生命力の強い植物です。第一次世界大戦中のドイツでは、貴重なタンパク源として培養されたそう。日本でも早くから大量培養が進み、健康食品としてクロレラが周知されました」(加藤明先生)
 長期にわたって世界的に愛される理由は、繁殖力の強さと栄養価の高さにあります。

野菜不足を補う栄養食品として

 では、クロレラにはどんな栄養が含まれているのでしょうか?
「ビタミンA、Cなどのビタミン、マグネシウムなどのミネラル、食物繊維がバランスよく含まれ、緑黄色野菜をたっぷり食べるのと同様の効果がありま
す。また、体内で強い抗酸化力を発揮する葉緑素(クロロフィル)を含むのも特長のひとつです」(加藤先生)
 野菜不足を補いながら、便秘解消、体のエイジングケアまで。栄養バランスのよさから、宇宙飛行士の携帯食にもなっています。
 また、偏った食事をしていると不足がちになる必須アミノ酸も。
「9種類の必須アミノ酸をはじめ、アミノ酸組成に優れた良性のたんぱく質が補給できます。アミノ酸は肝機能や筋力、神経伝達、新陳代謝などに深くかかわる重要な成分。体内で合成できないため、食品から積極的に摂らなければいけません」(加藤先生)
 必須アミノ酸は、疲労回復や、ダイエットにも有効な成分です。
 他にも、クロレラの効果はたくさんあります。
「すぐれたデトックス作用があり、免疫系を強化します。クロレラを継続摂取すると血中のアルブミン値が上昇します。アルブミンはビタミンやミネラル、脂肪酸、ホルモンなどを運ぶとともに、体内の毒素を細胞から除去して解毒のために肝臓や腎臓に運ぶタンパク質。肝臓、腎臓自体の機能を強化する力もあるので、体の若さを保ち疲れにくい体質作りに貢献するでしょう」(加藤先生)
 その他、臨床試験では……
● 高血圧、コレステロール値、中性脂肪値の改善
● 糖尿病の予防、改善
● 胃・十二指腸潰瘍の改善など
 動物実験では……
● 抗がん作用
● ダイオキシンの排出促進作用や感染防止作用など
 このようにたくさんの効果が報告されています。

続けて摂れば健康体質に

 さらに、クロレラの生命力の強さにも注目が。
「C.G.F.(クロレラ・グロス・ファクター)と呼ばれる、動物体成長促進因子の働きといわれています。人をはじめ動物は細胞が2つに分裂しながら増殖しますが、クロレラは短時間で4つに分裂して増殖します。その生命力と良質なたんぱく質が、相乗的に人を健康体に導くのかもしれません」(加藤先生)
 クロレラは身近なところに繁殖していますが、池などで自生する緑藻は臭くて食用には不向きです。また、クロレラの強固な細胞壁があり、そのまま摂っても、体の中でうまく消化・吸収されません。しかし現在では、細胞壁を壊す技術が発達。飲みやすい錠剤やエキス、粉末など健康補助食品として販売されています。
「食品ですので、効果を得るには継続的に補給するといいでしょう」(加藤先生)
 なお、含有するビタミンKには血液凝固作用があるので、ワルファリンのような抗血液凝固薬を服用している人は、服用の際に主治医に相談しましょう。
 クロレラで、“体の中からきれい”を目指してみては。

お話を伺った方/加藤 明先生
医学博士。バイオリサーチ代表。1986年、ドイツ・ゲッティンゲン大学卒業後、手術や薬に頼らない治療および予防医学を研究。サプリメントの活用やバイオ技術にも詳しい。

左:太陽の恵みをたっぷり受け屋外培養した、クロレラ・ピレノイドサ種を使用。クロレラ特有の成分C.G.F.を多く含みます。細胞壁の破砕処理をしているため消化吸収も◎。「サン・クロレラA」900粒 ¥9,345/サン・クロレラ

右:凝固剤を使用していないため、胃でやさしく溶け、はやく消化吸収されます。1日10~20粒が目安。「クロレラグリーンメイト」1800粒 ¥16,275/日本ヘルスメイト