健康美人をつくるメイクのコツ 3
健康美と女性らしさを表現するチーク&リップメイクのコツ
ふっくらと優しい女性らしさあふれる「癒し系」と、知的な中にも優しさが感じられる今どき「デキル女系」
(2011年11月15日)
チークメイク:幸せそうに、表情豊かに見え、小顔効果も得られる
今回の「健康美人をつくるメイクのコツ」は、「癒し系」と「デキル女系」のいよいよ仕上げです。1回目はベースづくり、2回目は眉と目元のメイクのコツを紹介しました。仕上げは、健康美に欠かせない血色や、女性らしいニュアンスを加えるチーク&リップメイクです。
チークカラー、つまり頬紅は、顔に血色を与えると同時に、頬をふっくら高く見せる効果があります。昔は頬骨の端側に斜めにシュッとシャープに入れるチークがカッコイイと流行りました。チークは入れた場所が高く見えるので、頬骨の脇に入れると頬骨が張って見え、その下の頬がこけてみえます。確かにシャープではありますが、ともすると厚化粧ふうにも見えるのです。
今は年齢にかかわらず、イキイキとしたカワイらしさが欲しいので、入れる位置も変わってきています。入れるのは、ニッと笑ったときに盛り上がる、頬の筋肉にまず丸く入れ、頬骨にそって淡くぼかす。すると顔がふっくら愛らしく、幸せそうにみえるだけでなく、表情が豊かに見え、頬の正面にメリハリがつくことで小顔効果も得られるなど、一度で何度もオイシイのです。
●ハッピー癒し系のチーク
癒し系の表情はふっくら感が大切。頬の筋肉が盛り上がる位置に広めに丸く入れると、ほんわか幸せそうに見えます。色も頬の正面はやや濃いめに入れても大丈夫。ただし頬骨に沿って濃く入れると厚化粧感が出るのでぼかす程度に抑えるのがコツです。頬骨は耳の上部に向かっているので位置を確認して。間違ってもこめかみに向かってぼかさないこと。
また、使う色でイメージが変わるので、癒し系ならナチュラルなコーラルや、ふんわりイメージを強調したい場合はピンクがおすすめです。
仕上げに、白パールやベージュパールのハイライトカラーを、目の下とチークの間に入れます。この場所にハイライトカラーを入れて明るくすると、レフ版効果で、目元がくっきりし、チークの色もキレイに映えて、顔全体の透明感もアップします。
チークを入れると筋肉が強調されて、本当に笑ったときの笑顔度が、入れていないときの何倍もイキイキ見えるので、ぜひ試してみてください。

●キリッとデキル女系のチーク
シャープに見せたいときも、今の時代はふっくらした可愛さを残すのがお約束。げっそり見せないために、癒し系と同じ位置に、チークカラーとハイライトカラーを入れます。色はヘルシーなピーチ系やオレンジ系が甘くなりすぎずにおすすめ。頬をふっくらさせておいてから、ベージュ系のシェーディングカラーを頬骨下に入れることで、引き締まった顔立ちが完成します。
シェーディングカラーは文字通り、影を感じさせる色。チークカラーやハイライトカラーとは逆に、入れた場所を凹んで見せる効果があります。頬はふっくら、でも頬の下を引き締めることで、健康的に引き締まった顔をつくることができます。
ただし、濃いブラウンなど暗い色を入れてしまうと、げっそりして見えるので、肌より2トーンくらい暗めの健康的に見えるベージュを選ぶことがポイントです。また、シェーディングカラーは正面まで入れると不自然なので、生え際から始まり黒目の端で自然に消えるようなグラデーションで入れましょう。

リップメイク:顔色をきれいに見せ、ツヤで甘さを出す
アイメイクの人気が高いというものの、女性らしいセクシー感を表現するのに、リップメイクの右に出るものはありません。とはいえテクニックはあまり考えなくてOK。むしろ問題はリップのチョイス。顔色がよく見える色を選びましょう。濡れたようなツヤを放つタイプは唇をプルンと見せてすてきです。ツヤがあまりないタイプのリップを使うなら、グロスを入れましょう。
また、唇が乾燥しやすい人は、メイクを始めるときにリップクリームを厚塗りしておき、リップメイクまでに唇を柔らかくしておくといいですよ。
●癒し系のリップ
その日の気分やファッションで、顔色や歯がきれいに見えるリップカラーを選びましょう。下唇の端をやや丸くふっくら描くと、口角が上がって優しくみえますよ。

●デキル女系のリップ
リップカラーは、顔色がきれいに見える色ならば何色でも。ファッションに合わせて濃い色や、逆にヌーディなベージュ系もおすすめです。デキル女系は、唇の輪郭を曖昧にせず、ていねいにとります。すると色で主張しなくても、唇の輪郭がきれいにとれているだけで、賢そうに見えるんです。

「ハッピー癒し系」と、「キリッとデキル女系」の仕上がりは?
●ハッピー癒し系
顔全体に透明感を与えふっくら輝く肌。目元は存在感があるものの、強く主張せず、そのぶん、ほんわかした女性らしい輝きを放つ頬やリップとのバランスが、誰からも愛される魅力のカギ。

●キリッとデキル女系
芯の強さや知性を表すために、目や眉にインパクトを置きつつ、肌の透明感やチーク&リップでキメ細やかな女らしさ、優しさがきちんと感じられる抜け感をつくるのが、今どきのデキル女の演出術。

以上、3回にわたって「癒し系」と「デキル女系」のメイクのコツを紹介してきました。「必要な場所に、効果的に」メイクをするコツをつかんでいただけたでしょうか? なりたいイメージの健康美人づくりに、少しでも参考になれば幸いです。
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山崎 多賀子さん
美容ジャーナリスト
化粧品メーカー、女性誌の編集者を経てフリーに。スキンケアからメイク、健康・メンタル美容まで幅広いジャンルで取材を続ける。著書に自らの乳がん体験談や乳がん患者に役立つ情報をまとめた『「キレイに治す乳がん」宣言!』(光文社)、人気連載をまとめた『山崎多賀子の極楽ビューティ体験記』(扶桑社)がある。NPO法人キャンサーリボンズ理事。NPO法人キャンサーネットジャパン認定乳がん体験者コーディネーター。

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