お風呂でリンパマッサージの方法と効果

やせるだけじゃない!リンパの流れをよくするとこんな効果が

リンパの流れをよくすれば、こりや痛みが緩和され、自律神経やホルモンの乱れも整ってくる

リンパ液がサラサラ流れるマッサージ

 リンパマッサージとは、全身に網の目のように張りめぐらされているリンパ管の流れをよくするマッサージのことです。
 なんらかの原因で、リンパ管のなかを流れるリンパ液の流れが悪くなると、体内に余分な水分や老廃物がたまってしまいます。じつは、これがむくみやこり、冷え、便秘など、私たちの体にさまざまな不調をもたらすのです。
 たとえば、首の周辺にはリンパ管が合流している部位(リンパ節)が数多く集まっているのですが、ここが滞ると肩や首のこり、頭痛、自律神経の乱れなどを招きやすくなります。
 しかし、手を使って首の周辺のリンパ節を正しく刺激してやると、リンパ液の流れがよくなり、不快症状も解消されます。流れの滞ったリンパ液をサラサラと流してやるのが、リンパマッサージというわけです。

東洋医学も注目している「体の滞り」

 ところで、このリンパマッサージは、西洋医学の理論にもとづいた療法のひとつ。つまり、リンパ循環の改善という現代医学の視点から研究された治療法です。
 これに対し、東洋医学では、体内で起こるさまざまな滞りを、経絡と関連づけて考えています。
経絡とは、簡単にいうと内臓と体表を結んだルートのこと。この経絡上にツボ(経穴)が存在しています。「気」(人間が生きていくためのエネルギー)、「血」を循環させる通路としての役割を持ち、ツボをもつ経絡は大きく分けると14本のラインとなって全身に張りめぐされています。
東洋医学では、この経絡の滞りが病気や不調、部分的な肥満(例:おなかや足だけ太っている、下半身デブ)につながると考えているため、これをとり除くための治療や病気予防の手段として経絡やツボの刺激を行っています。
 病気や健康に対する考え方は違えども、西洋、東洋、それぞれの医学が、不調の原因として「体の滞り」に注目しているのはじつにおもしろいことだと思いませんか。見方を変えれば、それだけ体の滞りを解消させることが、健康を維持するために重要だということなのでしょう。

リンパマッサージでさらに体質改善も

 そこで今回は、いままでお話ししてきたリンパと経絡を技術的に融合させた新しいリンパマッサージ法をご紹介したいと思います。体内をめぐるさまざまな流れ、すなわちリンパ、気血をマッサージという手法を用いて、バランスよく循環させていきます。
 したがって、むくみやこり、痛みなど、部分的な不快症状の応急処置はもちろん、毎日つづけることで、疲れにくい体になる、美肌になる、自律神経やホルモンバランスが整う、などの体質改善も期待できます。さらに、代謝がよくなることで自然に若返りやダイエット効果も得られます。
 このリンパマッサージは、別名・代謝系ダイエットともいわれています。血行がよい状態のときにやると、代謝機能が高まってさらに効果がアップしますので、入浴時やお風呂上がりにやるのがおすすめです。入浴時ならマッサージの際に石けんなどをつけることもできるので、手のすべりがなめらかになるという利点もあります。

経絡リンパマッサージ協会会長
銀座ナチュラルタイム総院長
渡辺佳子先生

PROFILE
経絡リンパマッサージの第一人者。鍼・灸・按摩、マッサージ、指圧の資格と、そのプロを養成する教員資格を取得し、講師を務める。テレビ、雑誌で多くの監修を手がけるほか、各地でスクールやセミナーを開催するなど、幅広く活躍中。
現在は赤ちゃんやママ、女性のための活動や治療、教育にも力を注いでいる。
著書に『ビューティー&ダイエット ツボバイブル』(主婦の友社)など多数。
http://www.naturaltime.co.jp

こんなときはリンパマッサージを控えて

食後2時間以内と飲酒のあと
病気、または体調が悪いとき
過度の疲れがあるとき
皮膚にケガや湿疹があるとき
妊娠初期



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