漢方薬局で薬剤師として働くための適性とは?

漢方薬局での薬剤師の役割は調剤だけではない

 一般的な薬局や病院においては、医師の診断と処方に従って医薬品を調えることが薬剤師の基本のお仕事。しかし、漢方薬局において薬剤師の担う役割は、さらに幅が広くなります。
 患者さんの症状を正確に聞き取ることから始まり、患者さんの状態に合った漢方薬を処方することも薬剤師の仕事となります。調剤・薬の説明だけにはとどまらず、積極的に治療計画を立てていく判断力が求められる仕事と言えます。当然ながら漢方薬局の薬剤師には、より専門的な知識や経験が求められることになります。

漢方薬局の薬剤師になるために必要な勉強量は多い?

 漢方薬の知識や治療についての情報は、薬剤師資格を取得するための一般的な薬学カリキュラムには組み込まれていないため、自ら知識を求めていく必要があります。
 漢方薬を専門とする場合でも、一般的な西洋薬の知識は必須であるため、自然と勉強量も多くなる傾向にあります。
 継続的に収集するべき情報の量も多く、自ら学ぶ意欲を持ち続ける必要があります。
 「漢方薬局の薬剤師」は、薬剤師として特別な選択肢というよりは、漢方薬に興味を持つ人が志す傾向がみられます。一般的な薬局・病院での勤務から漢方薬を用いた治療に興味を持ち、漢方薬局への転職を考える薬剤師も多いです。
 患者さんひとりひとりに合わせて調剤することが多く、漢方薬の取り扱いは難しい点も多いですが、変化があったと患者さんから報告を受けた時の喜びも大きいです。
 やりがいを求めて勉強を続けるうちに、独立への道も考えられる職業のひとつです。

漢方薬局の薬剤師として必要な会話力

 漢方薬局では、薬剤師自身が、医師のような役割を兼ねて患者さんの相談を受けます。病識がはっきりしている患者さんだけでなく、なんとなく体調が悪いというような相談も多いため、聞き取りの能力の高さが求められます。また、漢方薬は長期間継続して服用することが多く、その間の効き具合の変化や体調の改善度合いを把握するために、患者さんとのコミュニケーションを蜜にとらなければなりません。
 聞き取り能力だけでなく、一般的にはなじみの薄い漢方薬剤の効能などを患者さんに正しく伝えるために、わかりやすく説明を行う能力も同時に必要となります。
 漢方薬局は、一般薬局や調剤薬局とは異なり、薬を処方するだけの場所ではありません。患者さんに最適な漢方薬を処方するためには、毎回の問診は欠かせないものとなります。それだけに、病院における医師と患者さんのような信頼関係が構築できるように、安心感を与えられる高い会話力が求められるのです。
 一般的な薬局においても、処方する薬の説明や、効き目・体調の変化などを患者さんと話す機会は存在します。しかし、漢方薬局においてはカウンセリングの重要性がさらに高いという特徴があるのです。漢方薬を専門とする薬剤師を目指すためには、知識だけでなくコミュニケーション面でのスキルも磨いていく必要があります。
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