徹底した医療分業!日本とイギリスの薬剤師の違いに迫る!

進んだ医療分業

 イギリスの薬剤師の制度は、日本と比べて医療分業が進んでいるのが特徴です。日本では、現在でも医師が薬を処方するなどの薬剤師の業務を担っている部分もまだまだあり、医療分業は半分ほどしか進んでいないといわれています。医療分業が進んでいるということは、薬剤師が薬のスペシャリストとして認定されているということです。イギリスでは医師以外に薬剤師にも独立処方が認められており、薬剤師が医師の診断を仰がずとも直接患者に薬を処方することができます。またイギリスでは、薬剤師の下に「ファーマシー・テクニシャン」などと呼ばれる調剤を行う職があり、薬剤師は調剤された薬を監査するという役割があります。

薬剤師に関わるイギリスでの薬の制度

 イギリスでの薬の販売は3つに分類されています。「自由販売医薬品」、「薬局販売医薬品」、「処方箋医薬品」の3つです。特に、薬剤師には「薬局販売医薬品」が多く関わってきます。「薬局販売医薬品」とは薬剤師が常駐していないと販売できない医薬品のことです。現在イギリスでは、医薬品を一般的に普及するために処方箋が必要な医薬品を「自由販売医薬品」や「薬局販売医薬品」に変更する取り組みが行われています。処方箋が不要な医薬品が増えたことから、身近な薬の相談など薬剤師はより一層重要な存在になってきていると言えます。

必見!イギリスで薬剤師になるには?

 イギリスでは、薬局での身近な相談相手としても薬剤師が活躍しています。イギリスで薬剤師になろうと思ったらどうすれば良いのでしょうか?まずは、4年制の大学の薬剤師の過程を終え、修士号をとる必要があります。日本では薬剤師の資格を取るために6年間の学習が行われている点では少し異なりますね。ですが、修士号をとって終了ではありません。修士号取得後、薬局で1年間実習をした後に試験を受ける必要があります。薬剤師の試験に合格した後、全国薬剤師協議会に登録することではじめて薬剤師の資格を得たことになります。専門的な知識だけでなく、実際に業務を経験することがイギリスでは必要のようですね。
 イギリスでは日本とは異なり、薬剤師の専門性がより重要になってくる社会だということがお分かりになったのではないでしょうか。さらに、イギリスでは薬剤師が医師に代わって処方を行う権利があり、薬剤師が扱える薬品も法律改正により増えてきている状況です。これから先、より薬の専門性や知識は必要とされ、市民の窓口としても薬剤師の存在は重要なものになってくるのではないでしょうか。日本では、イギリスとは異なり医療分業は途上の段階です。明治以降積極的に西洋医学を取り入れてきている日本でも医療分業の取り組みは行われており、欧米を見習って少しずつ薬剤師の役割というものが変化しつつあります。ヨーロッパ諸国の薬剤師制度について知っておくことは、将来的に重要なことだと言えます。
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