サラリーマンのようなもの!?企業で働く看護師

企業看護師は従業員の健康を管理

 看護師の勤務先は、病院やクリニックだけではありません。企業の医務室や健康管理室、企業内診療所に勤務する看護師は、企業看護師や産業看護師と呼ばれています。産業医も在籍している場合には連携し、主に従業員の健康管理やメンタルヘルスケアを担っています。具体的には、健康診断の実施や保健指導、日々の健康相談、従業員に対する労働衛生教育や過重労働対策などが担当業務です。また、緊急時の応急措置を行います。比較的パソコンを使った事務作業が多いのが特徴です。一般的な企業の同様の勤務時間ですので、日勤のみで土日は休みというケースが多くを占めます。

メタボ健診など生活習慣病を予防

 企業看護師は、健康診断を実施し、従業員の問診票や健康診断結果を基に、健康状態のデータ集計をします。健診結果から生活習慣病などのリスクがある従業員に対しては、医師が保健指導にあたりますが、サポート業務は看護師の仕事です。40歳~74歳の従業員に対しては、メタボ健診とよばれる特定健診も行われ、特定保健指導が実施されます。産業医が在籍していない企業では、健康状態をチェックし、保健指導が守られているか確認します。

ウェイトが高まるメンタルヘルスケア

 企業看護師の仕事として、近年重要視されているのがメンタルヘルスケアです。仕事上の人間関係や長時間労働などのストレスを起因として、うつ病やパニック障害など精神疾患を患うケースが増えています。精神疾患は、従業員の離職や自殺にさえつながってしまう問題です。企業看護師は、健康相談に訪れた際に、過労やストレスをチェックし、心身の異変に早期に発見できるよう努めます。心身の不調を訴える従業員の話を聞き、改善策を考えることも必要でしょう。健康診断上は問題がない従業員でも、問診結果から強いストレスを抱えていると判断した場合には、面談等でコンタクトをとります。
 しかし、精神科での勤務経験のある看護師を除いては、業務上で得た知識のみでは、メンタルヘルスに関する知識が乏しいことが多いのが実情です。企業看護師の中には、産業カウンセラーの資格を取得する人もいます。今後、企業看護師にメンタルヘルスケアについての知識は、ますます求められていくでしょう。

従業員とのコミュニケーションがやりがい

 企業看護師は、心身の不調によって通常の業務をこなすことが難しい場合、配属先の上司と人事、本人の橋渡しを行います。定期的な通院が行えるよう業務の調整や休職のアドバイス、復職後のサポートを担う役割を果たします。無事に通常の業務に戻れた従業員に「ありがとう」といわれることに、やりがいを感じるようです。
 健康相談においても、産業看護師のことばによって通院を始め、健康を取り戻したことで感謝されることもあります。企業看護師は、心身に変調をきたす恐れのある長時間労働者と面談を行うこともあり、コミュニケーション力が必要とされます。面談などを通して関わった従業員が健康を取り戻すことが、達成感につながっているようです。
 企業看護師は、一般的な病院勤務の看護師とは違い、看護師は自分一人という状況での勤務が一般的であり、責任のある仕事です。企業の従業員の健康管理を担う立場として、メンタルヘルスケアやメタボ対策を中心に、今後ますます必要とされて来るでしょう。
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