薬剤師の年金の種類について知っておきたいこと

薬剤師が加入できる年金の種類

 薬剤師が加入できる年金には、一般の人が加入する公的年金、企業年金、個人年金の他に薬剤師のみ任意加入できる「薬剤師年金保険」と公的年金に上乗せする形の「日本薬剤師国民年金基金」という年金があります。一般の公的年金には国民年金と厚生年金、共済年金があり、どれに加入するのかは働き方によって変わってきます。
 
 仕事を辞める場合は年金の変更手続きが必要です。厚生年金の受け取りのためには国民年金の加入期間も関わってくるので、一時的に仕事を辞めるだけという場合なども変更の手続きを忘れないようにしましょう。

厚生年金・共済年金

 企業やドラッグストア、調剤薬局、病院など常勤で働く薬剤師が加入するのは厚生年金です。常勤並みの勤務時間で働くパートや派遣の薬剤師も厚生年金に加入できます。国立病院などの公的機関に勤める場合は公務員の共済保険に加入します。
 
 2016年から週20時間以上就労していて年収106万円以上のパートや派遣でも厚生年金に加入できるようになるので、厚生年金に切り替えることができる人も多くなるでしょう。
 
 厚生年金の場合は基礎年金である国民年金の支給額に厚生年金の部分が上乗せされるので、将来もらえる年金は国民年金だけの場合よりずっと多くなります。

国民年金とは

 パートや派遣で働く薬剤師の場合は、働き方によって国民年金に加入します。また、薬局の規模によっては加入できる年金が変わり、経営者が個人事業主で常勤が5人以下の小規模薬局に勤めている場合は、厚生年金でなく国民年金に加入することになります。
 
 会社員又は公務員の妻で、パートなどの収入が130万円以上で夫の扶養から外れる場合は国民年金か厚生年金に加入する必要が。夫が国民年金の被保険者の場合はパートなどの収入に関わらず国民年金か厚生年金に加入しなければいけません。

薬剤師が任意で加入できる薬剤師年金保険

 薬剤師年金保険とは、公益財団法人日本薬剤師会が運営する任意加入の年金です。この保険に加入するには、国家試験に合格した薬剤師で各都道府県の薬剤師会に加盟する必要がありますが、働き先などの条件はありません。
 
 1か月の掛け金は1口2,400円。1口以上50口まで自分で設定できます。加入は満59歳5カ月まで可能で口数の増加もできますが、減口はできないので注意しましょう。保険料の払い込みは64歳11カ月までです。
 
 薬剤師年金保険は終身型保障の年金保険として遺族年金制度が付帯し、また複利運用のため若いうちに加入すると年金受取額も増加します。

国民年金加入者が加入できる日本薬剤師国民年金基金

 日本薬剤師国民年金基金は、薬剤師の資格の有無に関わらず、薬局や店舗などに勤務する国民年金加入者が任意で加入できる公的年金で、事業主や従業員が加入できます。
 この年金は加入時に将来受け取れる年金の額を決められる確定給付型年金で、国民年金に上乗せして支給されるので、将来の受取額を増やしたい場合は加入を検討するとよいでしょう。増口、減口ともに可能ですが、他の国民年金基金や厚生年金に加入している場合は加入する事ができません。
 長年病院や調剤薬局などで働いてきたベテラン薬剤師は、一般の会社員などと比べると年金を受給する年齢になっても働き口はそれなりにあるようです。しかし、やはりいつまでも働き続けると言うのは難しいもの。若いうちから老後のことをしっかり考えて働き方を選び、任意加入の年金なども検討して老後に備えましょう。
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