臨床研修指定病院で働く医師のやりがいとは

臨床研修指定病院とは

 臨床研修指定病院は、医学生が大学を卒業し、医師免許を取得した後に研修を行うための病院です。臨床研修指定病院に指定されるには厳しい基準が設けられているため、多くが国公立病院ですが、一部私立病院も指定されています。
 
 指定病院としての認定を受けるには規定の基準をクリアする必要があります。臨床研修指定病院の認定基準は、指定された診療科を設置していることと、研修プログラムが整っていること、7年以上の臨床経験を有す指導医を有するなどです。
 
 研修医についても採用人数が限られており、採用も公募で行うなど他の病院とは違う点がありますので応募を考えている方は確認しておきましょう。
 

医師臨床研修制度とは

 2004年の医師の臨床研修制度の見直しにともない、医師の臨床研修が必修になりました。診療業務を担う医師の免許を持つ人は、免許取得後2年以上研修医として臨床研修指定病院で研修を行わなくてはならないという制度です。
 
 制度改正前は、研修医の在籍は大学病院のほうが多かったのですが、現在は私立などの病院での受け入れも増え、2007年時点では比率が半々ぐらいになりました。公立私立問わず、指導医として働きやすくなったということですね。
 
 1年目は内科・救急・地域医療の研修が必須です。さらに、外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科は選択科目になっており、選択科目の中から2つを研修する義務があります。2年目からは、希望している専門の研修を行うという形です。
 
 幅広い研修を行うことと、地域医療の研修が必須になったのは、地域での医師不足の影響です。さまざまな経験と地域医療の知識を活かして、地域に根ざした人材の育成が目標に掲げられています。地域医療についての指導が大切になってきたということです。
 

臨床研修指定病院での医師の業務

 臨床研修指定病院での業務は、医師としての診療の業務だけではありません。研修期間ですから、人材を育成するための数々の業務があります、
 
 まずは、研修医に対する研修プログラムの作成と実施です。勤務医として指導力などが求められます。
 
 また、研修医の募集や連携機関との打ち合わせ業務なども医師の業務に含まれています。医師自身が、研修医のサポートを行っているのです。
 
 自分達で組み立てたプログラムによって、多くの人材が育っていく姿は、臨床研修指定病院で働く医師のやりがいに繋がります。
 
 臨床研修指定病院の数は2015年現在で1018箇所です。制度改正で、医師の臨床研修が義務付けられたことから、臨床研修指定病院で働く医師の役割もより重要になってきました。臨床研修指定病院では、通常の診療などの業務に加え、研修をサポートするための業務が加わります。人材育成や教育に興味のある方は、転職先の一つとして考えるのも良いでしょう。
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