医師の転職活動をする前に確認したい3つのこと

一般的な医師の転職事情

 医師免許を取得した後、さらなる経験を積むため研修医として修行をしなくてはなりません。そのため、医局に在籍することが一般的です。
 
 医局に残ることはキャリアプランを考えるとデメリットがあります。特に避けられない不満の種は医師派遣です。研修医はどこの病院に飛ばされても文句を言えない立場。そのことから、他の病院への転職や独立開業を考える医師が出てきます。実際に、医局を辞めた後は、自分の技術をより一層生かせる病院で活躍できる可能性もあるし、医局とのしがらみなしに自由に仕事をすることもできるのです。
 
 自分の実力が身につき自信を持って治療や手術をできると感じたときが転職の契機となります。転職活動を始める時期が適切か判断するための目安にするとよいでしょう。

医局に残るメリット

 医局に残る医師がいるのもまた事実であり、それは医局に残るメリットがあるからです。
 
 例えば、学会や研究関係の人脈を築くことができることです。専門分野、今後のキャリアの方向性は様々な医師との出会いによって決まっていきます。医局には最新の研究に基づく治療を行う医師や、誰もできない神業のような手術ができる医師など、優秀な医師と出会える可能性が高いです。そのような医師に感化されることで、自分にあった医療分野についての知識を深めていけるのは大きな魅力となるでしょう。
 
 その他にも見逃せないメリットとして、開業時にサポートを受けられることが挙げられます。開業時に医者である自分自身が病気になったり、事故を起こしてしまえば経営が即破綻しかねません。そのようなピンチに人的なサポートをすることができるのが医局です。このような恩恵が受けられるのは、まさに、医局に残っているからこそのアドバンテージに他なりません。

人事面談は医局を辞めるチャンス

 医局に残るメリットを考えた上で医局を辞めるという決断をし、他の病院に転職したり開業したりするケースは尽きません。しかし、医局を辞めることは本人だけでの問題でなく関係者を巻き込むことになります。
 
 医師の人事は人の命を預かる病院に関わる重要なもの。人事の決定間際に退局を申し出ることや、引き受けた人事を途中で断ることなどはもっての他です。そのため、もし、医局を辞めるという決断をしたのであればタイミングを見計らう必要があります。
 
 では、どのような時期に退局を申し出ればよいのでしょうか。一般的に次の春に向けた11月~1月の面談がチャンスです。医局側からしても、面談をするために時間を割いているので、じっくりと話を聞く体制が整っています。この人事面談では派遣先を決めるためのものですが、これを退局のための面談に利用できるという事実は確認しておくとよいでしょう。
 このように、医師の転職とは医局側と本人の折り合いをつけるのがなかなか難しいものです。したがって、生半可な理由で転職を希望するのでなく、自分自身をより向上させるとの熱意がなければ医局に残るか残らないかで中途半端になってしまいます。医局をやめて新たな一歩を踏み出そうと考えている方はもう一度今回の記事を参考にして、自己のキャリアプランに役立てていただければと思います。
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