看護師経験1年未満でも転職は可能か<br />

新人看護師のおよそ12人に1人は離職する

 学生時代の辛い勉強や実習にも耐えて、国家試験も頑張って突破し、やっと看護師としての一歩を踏み出した新人ナース。
 でもそこに待っていたのは、いきいきとやりがいを実感できる仕事や患者さんからの感謝の言葉よりも、厳しい現実です。
 
 ミスが許されない世界。上司や先輩からの鋭い視線。思うように看護ができない悩み。残業や研修で長引く勤務時間。時には、上司や先輩からの心ない一言…。
 患者さんのためにスマートに働いて仕事もプライベートも充実した生活が理想だったのに、実際は職場ではミスをしては叱られてばかり。早く帰れないし休みの日も勉強で、心も体も疲れきってしまいます。
 
 一般的にも、新人ナースは理想と現実があまりに違うので、リアリティーショックを感じると言われています。これでは、仕事を辞めたくなるのも無理はありません。
 
 実際に日本看護協会の2012年の調査では、新人看護師の離職率が7.9%というデータが出ています。実に、12人に1人という高い割合です。
 看護師経験1年未満でも退職・転職を考える看護師は、決して少なくありません。

周りの人の声に悩んでいませんか?

 ところが、今の職場を辞めたいと思い始めても、なかなかすぐには辞められません。
 人手不足で引き留められることもありますし、周りの人に反対されることもあります。
 
 看護師の先輩や看護学校に通わせてくれた親から反対されると、悩んでしまうかもしれません。
 周りの人の声でよく聞かれるのは、「同じ職場で3年は続けないと仕事を覚えられない」「短期間で仕事を辞めて転職しても、どうせまた長続きしない」「経験不足では転職活動に成功しない」などといった意見です。
 
 本当にそうなのでしょうか。
 
 もちろん、周りの人の意見も一理あります。その人の経験に基づいた発言でしょうし、実際に長く続けた方がいい場合も、どこへ行っても長続きしない人もいます。けれども、それが全員に当てはまるわけではありません。
 
 今の職場で大きな挫折を経験したり、いじめられたり、心身の不調をきたしていたり、本当に自分のやりたいフィールドが他にあるなど、自分なりの理由があれば、転職してもいいのです。
 転職先の選択さえ気を付ければ、経験が浅くても上手くいきます。

看護師経験1年未満でも転職に成功する理由

 実際に、看護師経験3ヶ月でも転職に成功した新卒ナースはいます。
 あるナースは、内科病棟からNICUへの転職に成功しました。
 
 経験が浅くても転職に成功した理由のひとつには、意外かもしれませんが、大病院の急性期病棟に転職したことが挙げられます。
 
 急性期病棟で疲弊してしまうと、次は回復期病棟かクリニックか介護施設……などと思ってしまいがちですが、安易にそれらを選択するのは危険です。
 
 やはり日本看護協会の調査で、規模の小さい病院は大規模病院に比べて離職率が高いというデータがあり、人員不足や待遇面の劣り、そして研修制度が充実していないことが背景にあると指摘されています。
 せっかく転職したのに仕事を覚えられずにまた離職するような職場は、避けたいですね。
 
 転職先に選ぶなら、ベテランナースばかりで即戦力を期待される職場よりも、人員が十分確保されていて新人教育制度がしっかりしている職場を選ぶことをおすすめします。
 とにかく時間がなく、心身ともに疲れきってしまいがちな新卒ナースですが、今の状況を打破するかどうかは自分次第です。
 
 経験の浅いナースでも受け入れてくれる職場もありますから、転職をあきらめる必要はありません。
 ただ、最初の転職はよくても転職先ですぐ辞めてしまうと2回目の転職活動で印象が悪くなってしまいます。転職先は慎重に選びましょう。
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