50代の自分の給与、平均年収と比較してみると

50代医師の全体の平均は

 まず、開業医か勤務医かを問わず、50代の平均年収として「1,800万円~2,000万円」という基準があります。日本の勤務医は特に年功序列で年収が上がりやすいといわれており、40代前後で転職を経験すると更に大きくベースアップする人が多いため、50代の年収は40代以下と比較して高めに平均値が出ていると推測されます。
 
 50代の医師の働き方で違いの出る、勤務医で役職に就いた場合と開業医の平均年収を探って行きましょう。

民間病院の院長・部課長クラスでは

 医療法人グループなどに属していない地方病院の院長を想定した相場は2,000万前後といわれています。院長クラスでこの年収を得ようとすると、診察などよりも経営者としての立ち回りが多くなり、現場に携わる時間が圧倒的に短くなりがちですので、実際に思い描いていた院長職との差異に驚かされることがあります。大学病院の教授などもこの辺りの年収を得られる役職として有名ですが、病院の方針などによるものの、院長職よりは現場に近いキャリアを積むことができるでしょう。いずれにしても2,000万を得るには、後進の育成や病院経営などの医療行為以外に従事する時間に対する報酬と捉えてよいと思われます。
 
 院長職まではいかなくとも、部課長クラスになると1,500万ほどの年収が見込まれることになります。こちらはいわゆる中間管理職、に当たるケースが多いので、年収は高めではあるものの、部下と上司、患者の板挟みに対する報酬、という側面もあるでしょう。

開業医の平均年収とは

 勤務医は診療科別による収入の差異が少ない勤務形体といえますが、開業医は年齢にはあまり影響されず、診療科目や立地条件により年収が大きく変動します。「どの場所に開業するか,駅前などの交通の便を優先するのか、住宅街に密着したクリニックにするのか」といった点や、「診療科は自分の専門分野だけにするのか、協力できる医師と医療モールに参画するのか」といった点を考えて開業する必要があるといえるでしょう。
 
 代表的な開業医の平均年収は、眼科や小児科であれば3,000万円以上、精神科や産婦人科、皮膚科は2,600万円、整形外科が2,100万円、内科や耳鼻咽喉科は 1,900万円、といった相場が目安となります。
 
 これは平成22年の統計ですが眼科が一番高いのはコンタクトの処方など、「病気でなくても受診する必要がある」患者が多いことが影響しています。患者は健康な状態で受診しますので、一人一人に係る時間も短く多くの診察をこなすことができ、単価は低くても結果利益を生みやすい事がうかがえます。
 医師は自身の技術と体力があれば還暦を迎えても生涯現役で居られる職業の一つです。その年収は50代までに大きく変動し、それ以降はあまり変化がないといわれています。ですので、50代までにどのような経験を積み年収を理想まで近づけておくかが重要なポイントといえます。
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