履歴書で落ちるなんて…。「落ちる履歴書」の特徴と改善方法とは

正直すぎると損をする

 上司とのそりが合わなくなった、体調不良で退職を考えた、勤務体系が辛すぎるなど、ネガティブな要素は多かれ少なかれどの転職希望者にもあります。また、現状の改善をするためには希望条件や、今後の就業において考慮すべき点を明確にすることは大切です。
 
 ただ、「落ちる履歴書」の傾向としてこの「ネガティブな要素や希望条件を正直に伝えすぎる」パターンがあります。もちろん、諸事情により、今後の勤務にも特別な配慮が必要である場合(当直するほど体力が回復していない、子育て中なので夜勤は難しいなど)は希望欄に記載しておいたほうがよいでしょうが、あまりネガティブな情報を記載しすぎるとやはり敬遠されがちです。また、どんなにその他の条件が魅力的であっても、明らかに忙しい医療機関に対して「決められた時間はしっかり働くが急な呼び出しには対応できない。それでもスキルアップしたい」と希望を出したとしても、採用されるケースはごくまれでしょう。先方にとって交渉の可能性が低い条件があるなら、その求人はすでにあなたにはふさわしい求人ではありません。
 
 改善点として、履歴書にうそを記載することは論外ですが、表現を変えてオブラートに包むことは社会人として必要なスキルといえます。例えば上司とそりが合わなかった場合でも、それ以外に新しい環境で自分を試したいなどの前向きな要素があればそちらを優先して記載します。同様に希望条件が複数ある場合も、譲歩できる条件とどうしても優先したい条件を絞り込み、譲歩できる条件に関しては思い切って面接時に交渉するのも一つの作戦です。

自分のキャリアを客観視する

 初めての転職者と年配者に多い傾向として「自分のキャリアを客観視できていない」履歴書があります。初めての転職者の大半は20代から30代前半ですが、まだキャリアが少ない人が履歴書を書くと、自分のキャリアを誇張したり、必要以上に記載をしてしまったり、逆に必要な情報すら記載できていない履歴書になってしまいがちです。
 
 これらはすべて、「自分のキャリアを客観視できていない」事に起因します。
 自分のキャリアを客観視するためには、自分が今までどのような経験を積み、今後どのように成長したいかを人に聞いてもらい、矛盾点がないかを再確認することが有効です。
 
 先輩などの医療従事者に確認してもらうのはもちろんのこと、ハローワークの職員や身近な友人等医療に携わっていない人にもわかる矛盾点や誇張点がないか、分析してもらうとよいでしょう。

履歴書は手書きとパソコンのどちらがよいのか

 パソコンが普及し始めた頃は、「職務経歴書はパソコンでもよいが、履歴書は手書き」という説が多く語られていました。履歴書は他人に自分の事を理解してもらうためのツールですので、自分のことを乱雑に表現する人間に自分の施設の一員になってほしくない、下手でもいいから丁寧で誠実な文章を書いてほしいというのが、人事担当者の心理だからです。
 
 近年では電子カルテも普及し、履歴書もパソコン作成であっても問題ないという担当者も増えてきました。特に人事異動や研修医の受け入れなど応募や事務作業が殺到する時期は履歴書一枚一枚を吟味している時間がない場合があり、ぱっと見て誤りがないようであれば、とりあえず会ってみるという医療機関もあります。
 
 では、パソコンで履歴書を作成する時に「落ちる履歴書」にならないよう気をつけるポイントは何でしょうか。答えは「応募先に合わせて内容を精査しているか」ということです。間違ってしまえば書き直しになる手書き履歴書と違い、複数の医療機関に応募する時などはパソコンで履歴書を作成してしまった方が便利で時間の短縮にも繋がります。ただ、その便利さゆえに、他の医療機関に提出した志望動機などをそのまま提出してしまうケースをよく目にします。クリニックあてなのに、大病院あてに出した志望動機が残っていないかなど、履歴書を提出する前に必ず精査する癖をつけましょう。

証明写真にも配慮しよう

 証明写真でしか人事担当者はあなたの雰囲気を探ることができません。街のワンコイン証明写真でも最近は画像加工技術が進んでいるせいか、キレイに撮れるようにはなってきました。とはいえ、不自然な露出やプリクラのような過剰演出になりかねないのも現実です。
 
 写真館でしっかりと撮影するのが難しくやむを得ないこともありますが、その際はせめて古い写真をそのまま流用せず、今回の転職のために改めて撮影を行うことが理想です。
 履歴書は自分の顔、という言葉があるくらい、あなたの第一印象を変えてしまう可能性があります。履歴書だけで人事担当者は判断しませんが、どんなに素晴らしい人物も会ってもらえなければその可能性を理解してもらえません。
 
 しっかりと自分自身を相手に伝えることで今後の医師としての未来も変わると思えば、必然的に雑に扱いませんよね。自分の魅力を的確に、適切に表現することを意識して履歴書を作成するのが一番のポイントです。
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