いろいろな働き方が考えられる退職した医師の転職

退職後の生活ビジョンを明確にしておく

 定年後にもなんらかの形で仕事をしたいと考える医師が多くなっていますが、働き方などの希望は人により大きく異なっています。定年がなく、働き続けることができる病院に転職し、同じような常勤スタイルで勤務を続けることを希望される場合もあれば、週に数日程度働く形で医師を続けたいという方もいます。
 
 退職後にどのような生活を送りたいのかというビジョンを明確にしておくことが、転職活動をスタートさせるよりも先に必要な部分です。時間に余裕のある生活を求めるか、できる限り長く第一線で働き続けたいのかなどの希望を中心に据えて考えます。更には、地方でのんびり過ごしたいといった願望や、家族の意向や家庭の事情などについても、考慮すべきポイントがあるでしょう。
 
 もちろん、体調や状況の変化に伴っての軌道修正もそれほど難しくはないため、厳密に決定しなくてはならないわけではありません。数年間はアルバイトなどで過ごし、長旅を楽しんだりしたものの、その後に常勤医師として再び働き始めるといったケースも考えられます。
 
 経済的な事情や周囲の意向がなければ、ある程度自由に考え、決めることができるのが退職後の働き方です。忙しい日々を過ごしてきた医師だからこその第2の人生を考え、納得のいく選択肢を選べるようにしましょう。

退職後に考えられる職場にはどんなものがあるか

 勤務医の仕事は、病院に定年がなければいつまでも働くことができるため、退職後の転職先としても選ばれやすい面があります。勤務医をしていた人にとっては、仕事内容の極端な変化がなく、勤務先がただ変わるだけとも言えるので、比較的気楽に転職することができるでしょう。常勤ではなく、非常勤の医師として働くという選択肢もあり、仕事量をセーブした医師の方に人気です。
 
 次に考えられるのは、病院以外の、医師を必要としている施設での仕事です。老人保健施設をはじめとして、いろいろなタイプの職場がみつけられるでしょう。施設勤務ではそれほど多忙ではないことがほとんどで、のんびり過ごしたいと考えている医師の方に希望が多くなっています。
 
 その他、産業医や学校医、健康診断や相談に関わる仕事など、医師には幅広い選択肢があります。常勤ではない仕事も多く、スケジュールの自由度が高い職種も多めです。また、ボランティア要素の強いNGO団体に所属するなどして、国内外で医療に関わる仕事を続けるという道も考えられます。

転居を伴う転職は事前の下見が重要

 退職に伴い引っ越しが決まっている場合、転職と合わせて新しい土地に引き移る予定となる場合があります。住居と職場の両方が動き、生活の基盤が全て変化することになりますので、生活環境や新居の下見は怠らないようにしましょう。
 
 特に、環境を一新することを目的として、はじめての地方などに転職するケースでは注意が必要です。それぞれの地域特有の習慣や、慣れない気候についてもしっかり考慮した上で転職を決めるようにしてください。
 定年退職の場合は、退職時期が事前にはっきりとしています。転職活動もはじめやすく、新しい職場への移行も比較的スムーズに行うことができるでしょう。転職先が決まったら、後は残りの期間の職務をしっかりと全うすると共に、ぬかりなく引き継ぎの準備を進めていけば、安心して職場を去ることができます。
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