お隣の国で薬剤師になれる韓国の薬剤師事情

韓国で薬剤師は尊敬される職業

 人口約5000万人の韓国で、薬剤師として働いているのは10万人程度です。
 
 韓国の平均的なサラリーマンの年収が、(日本円で)250万円程度なのに対し、薬剤師の平均年収は600万円程度と、高額となっています。日本の物価で換算すると、1000万円を超える高年収となります。
 韓国では薬剤師の地位が高く、「最も権威を認め、尊敬する職業」の第2位になっているなど、ステータスの高い職業とされ、就職先としても人気が高いのが特徴です。

韓国の薬剤師の就職先

 韓国では、1993年に薬剤師法が改正され、2000年8月から医薬分業が進められてきました。特に都市部では分業率が90%台に達し、患者が医師から処方してもらった薬をもらうのは基本的に院外薬局です。薬局の数が増え、薬剤師の需要も高まっています。なお、同じ経営者が多数の薬局店舗を開設することは禁じられています。
 薬局の収益の基本は技術料です。都市部の例外的なケースや、地方で薬局がない地域などでは、病院などの医療機関内で薬局が設けられ、薬剤師はそこで働くケースもあります。また、日本と同じようにドラッグストアで就職するケースも多いです。

韓国で薬剤師になるためには

 韓国で薬剤師になるためには、韓国内の大学の薬学部、もしくは薬科大学を卒業して、国家試験に合格する必要があります。韓国では医薬分業を進めていることから、薬剤師の役割がより重要視されるとともに、薬剤師の養成のための制度にも変化があります。2010年4月から薬学部は6年制教育に移行し、従来の4年間の教育に実務教育が追加されました。
 
 韓国では薬剤師は人気の高い職業ですので、大学の薬学部、薬科大学の競争率は高いです。教育熱心で知られる韓国において、薬剤師を目指すための大学受験競争も熾烈と言え、薬剤師になるための入り口は狭き門といえます。

日本から韓国の薬剤師を目指すには

 日本人が韓国で薬剤師の資格を得るためには、韓国の大学の薬学部、薬科大学に入学して、国家試験に合格する必要があります。また、日本で薬剤師の資格を取得していれば、韓国の国家試験を受ける資格となるので、この国家試験を受けて合格すれば、韓国で薬剤師になれます。アメリカなどでは、日本の薬剤師免許を持っている人でも、その国の大学で学び直さないといけませんが、韓国の場合は、国家試験を受ける必要があるとはいえ、日本の免許が資格として通用する珍しいケースです。
 
 韓国の国家試験は当然韓国語(ハングル)が使われます。また、韓国内での仕事は、基本的に韓国語でコミュニケーションをとりますので、韓国で薬剤師を目指す日本人は、韓国語の習得が必須です。また、日本人が韓国で働くためには就労ビザが必要です。現在では、日本語講師として働く場合や、日本企業の駐在、韓国人と結婚して韓国に移住する場合の結婚等のビザを除き、就労ビザの取得が困難とされています。
 韓国で薬剤師は日本以上にステータスの高い職業です。それだけに韓国内でも競争率が激しく、日本人が韓国でイチから目指すハードルは高くなります。ただし、日本で薬剤師になった人が、結婚などを機に韓国に移住する場合は、日本の薬剤師資格が韓国の国家試験の受験資格となるため、韓国で再就職することは、他の国と比較してやりやすいといえます。
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