薬剤師免許の更新を忘れていませんか

薬剤師免許取得者は2年ごとに届け出が必要

 薬剤師国家試験に合格したら、それ以降ずっと何もしなくて良いわけではありません。
 実は、薬剤師免許の取得者は2年に1回厚生労働省に届け出をする義務があります。これを怠ると、50万円以下の罰金などの罰則が科されることがあるのです。
 
 この届け出では、住所・氏名・勤務地などの情報を送付するだけで、特に改めて試験などが課されることはありません。薬局や病院に勤務中であれば、毎年職場でアナウンスなどがされるはずなのでそこまで意識していないかも知れません。しかし、休職中であったり、ちょうど転職期間にあたったりすると忘れがちなので気をつけておきましょう。
 
 1度うっかり忘れたぐらいで数十万の罰金が科せられることはありませんが、何度も届け出をしないでいると罰金もどんどん高額になります。

薬剤師免許に届け出義務がある理由

 医療というのは高度な技術が必要な業務です。そのため、その人物が本当に免許を持っているのか素早く確認する手段が必要になります。
 
 薬剤師免許の届け出義務は薬剤師法の第9条に規定されていて、薬剤師以外の医療関係免許にも同様の届け出義務があります。何故このような届け出が必要なのかというと、薬剤師や医療関係者の最新情報をデータベース化するために必要なものなのです。このデータベースを参照することで、どこに誰が勤務しているのかを把握できるようになり、その人物が本当に免許のある医療従事者なのかどうかを簡単に把握できるようになります。
 
 現在では、厚生労働省が「薬剤師資格確認検索システム」というシステムを提供しており、薬剤師の名前が分かれば、ネット上で誰でもその人が免許取得者か確認できるようになっているのです。薬局などでその人が本当に薬剤師なのか心配になったら、名札などを見て携帯で確認することもできます。

認定薬剤師には5年ごとに更新の審査がある

 薬剤師免許に関しては届け出るだけなので簡単ですが、認定薬剤師や専門薬剤師という資格に関しては話が別です。これら専門性の高い薬剤資格は、取得に研修や試験があるだけではなく、5年ごとにその資格を持つに相応しい能力が保たれているかの試験があります。
 
 試験だけでなく、5年間専門性の高い薬剤師として実際に活動していたかどうか、論文で成果を共有できているかどうかなどがチェックされます。この更新時の審査に落ちると、研修からやり直して資格を取り直さなければいけません。一度資格を取ったからと言って慢心していると、5年ごとの審査で弾かれてしまいます。
 
 薬剤師免許よりもはるかに厳しいこういった審査があるからこそ、認定薬剤師や専門薬剤師が高度な技術を持っていることが担保されるということでしょう。
 時折誤解されがちな薬剤師免許の届け出と、認定薬剤師や専門薬剤師資格の更新ですが、どちらも国が薬剤師に課している義務の一つです。
 
 人の命を預かる業務だからこそ、誰がどこで働いているのか確認できるように届け出が必要になりますし、より高度な技術を持った薬剤師が誰なのか分かるような資格が存在しているのです。
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