薬剤師として知っておきたいスポーツファーマシスト

スポーツファーマシストとは何?

 スポーツファーマシストとは、簡単に言うとドーピング防止に関する専門家のことです。公認のスポーツファーマシストは、ドーピングの規制に関する正しい知識を持って、正しい薬の使い方の指導や普及活動を行いドーピング防止のための役割を担っています。薬の研究が進むにつれて、アスリートの大会、果てはオリンピックにまでドーピング疑惑により出場を取り消されるなどのケースが増えています。ドーピング防止のために、正しい知識を普及させていくことはがいかに大切なことが分かるでしょう。

資格を取得するには?

 それでは、スポーツファーマシストの資格を取得するにはどうしたら良いのでしょうか?まず前提に、スポーツファーマシストの資格を得るには、薬剤師の資格を持っている必要があります。薬剤師の資格以外には、年齢などの制限はありませんので、自分のタイミングで資格にチャレンジすることが可能です。スポーツファーマシストとして認定を受けるには、約1年ほど決められた講習を受講する必要があります。受講終了後は、インターネット上での試験に合格することでスポーツファーマシストの認定が降ります。

どのようなときに生かせる資格?

 スポーツファーマシストはドーピングに関する法律などの知識が必要な資格です。スポーツファーマシストの資格は、薬剤師の業務にどのように生かすことができるのでしょうか。まずは、アスリートなどに対するドーピング指導です。処方箋に禁止物質が含まれていないかなど、スポーツ選手からの相談に対して、正確に答えることができます。また、スポーツ選手が海外遠征を行う際の海外での薬のアドバイスなども可能です。さらに学校現場での薬学に関する指導にも活用することができます。

スポーツファーマシストの現状とは?

 日本において、スポーツファーマシストの資格を持っている薬剤師は、2013年の時点で6000人ほどです。しかし、実際にスポーツファーマシストとして活動している薬剤師は少ないと言われています。なぜ活動している薬剤師が少ないのでしょうか?ひとつにドーピング違反に関する禁止物質の情報が明確にされていないという点が問題点に挙げられます。薬の作用について、薬剤師の判断を悩ませる部分があるのです。さらに、スポーツファーマシストというものが一般的にほとんど知られていないという現状もあります。東京オリンピックの開催も決定し、アスリートのドーピングに対して注意が向けられつつあります。スポーツファーマシストもこれから先、さらに必要性が増すことが期待されます。
 スポーツファーマシストとは、ドーピングに関する専門知識を持った薬剤師です。まだまだ一般的な認知度は高くはありませんが、オリンピックや今後のスポーツ界の成長とともにドーピングを防ぐためのスポーツファーマシストの役割は重要なものになっていくでしょう。アスリートからの相談機会が多い場合は、知っておくと便利な知識ですね。
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