病院に勤務するなら知っておきたい混注について

混注ってなに?

 混注とは、混合注射のことを指す業界用語です。幼い頃や小学校時に受けた方もいらっしゃる、三種混合や二種混合と聞くとイメージが湧きやすいのではないでしょうか。2種類以上の薬剤を混ぜ合わせて作る注射剤のことを混注と言います。混注は、なにもワクチンや予防接種などに限らず、点滴などにも用いられているものです。人の体の中に直接うつものですから、混注を行う際は、細心の注意が必要になってきます。薬剤師の業務の一つとして行われています。

混注業務は病院での業務の1つ!

 混注業務は、薬剤師の業務の1つです。入院患者などへの服薬指導などと合わせて、主に病院勤務の薬剤師に多い業務になります。抗生物質や抗がん剤など、混注作業は患者一人ひとりの容態などに合わせて行う作業です。また基本の輸液に栄養剤を混ぜたりすることも混注に含まれます。いずれも配合する量など、ミスが起こってしまうと患者の生命にも関わることなので注意して作業を行わなくてはなりません。現在、薬学部が6年制課程になり実習期間も延びたため、病院での実習中に混注の実習を行うことがあります。

知っておきたい!混注する際の注意点

 混注を行う際は、主に2つのことに気をつけなくてはなりません。細菌の混入と配合変化です。
 
 1.細菌が混入しないよう注意が必要!
 混注は普通、無菌製剤室内などで行われます。無菌製剤室とは、微生物やほこりが入り込まないように他の部屋と仕切られた専用の部屋のことです。さらに、専用の衣服に加え、マスク、手袋、キャップなどをして、細菌に対して細心の注意を払うことが必要です。
 
 2.配合変化の有無に注意!
 混注は2種類以上の薬剤を混ぜるわけですから、1種類では安定していても、他の物質と混ざることで不安定な状態になる薬剤もあります。配合変化とは、薬剤を混ぜ合わせることによって起こる化学的・物理的変化のことです。薬の沈殿や白濁などが該当します。薬剤師には、混注する際に、配合変化が起きているかどうか確認するとともに、できるだけ回避する技術が求められています。配合変化を起こしてしまうと、思ったような効果を得られなかったり、沈殿物により詰まってしまうことがあるからです。
 混注は、単に2種類の物質を混ぜ合わせるだけでなく、混ぜる際は細心の注意を払う必要があるということがお分かりかと思います。病院での勤務を考えているのなら、薬剤師としての責任が問われることもあるということを意識しておくことが大切ですね。薬剤師の求人を見てみると、「混注業務あり」と記載されている求人があります。転職などを考えている場合は、あらかじめ混注をはじめどのような業務を行うところなのか確認しておくと良いでしょう。
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