知っておきたい薬剤管理指導料

薬剤管理指導料とは一体?

 調剤などで領収書が発行される際に、一緒に発行される請求明細には薬剤管理指導料という項目があります。診療報酬を決定する上で関連してくる項目です。薬剤師管理指導料は、患者に対し特定の指導を行った際に加算されます。調剤を行ったからと言って加算されるものではありません。2012年には、薬学管理指導料を含む診療報酬が改正されました。改正は、地域医療や介護医療を考慮した内容になっており、薬学管理指導料に関わる薬学指導の充実も図られました。

どのようなときに薬学管理指導料がつくの?

 薬学管理指導料は、全ての指導項目を満たした場合につけられます。
 
 ・患者ごとに薬剤の効果や副作用を含めた情報を文書で患者に提供し、説明を行った場合。
 ・患者や患者の家族などから直接服薬の情報を確認し、服用暦に基づいた指導を行った場合。
 ・服薬の注意事項をお薬手帳に記載した場合。
 ・これまでに投薬されたものの中で、服用したかどうかについて直接本人や家族に確認した場合。
 ・処方した薬剤に関するジェネリック医薬品の情報を提供した場合。
 
 指導項目1つを満たしただけでは、薬学管理指導とは認められません。薬に関して、しっかりと患者に情報を提供したり、確認を行うことによって、薬学管理指導料として認められるのです。

在宅医療は薬剤管理指導料に関係している

 2012年の診療報酬の改正により、薬剤管理指導料は、在宅医療にも関係するようになってきました。少子高齢化にともない在宅医療の在り方は見直されてきています。通院が困難なため、在宅での医療を必要としている方が増えてきているからです。在宅医療に関する薬剤管理指導料は、在宅患者訪問薬剤管理指導料と言います。薬剤師が医者の指導に基づき、指導計画書を作成し、患者宅を訪問した際に服薬指導や薬剤の履歴など薬剤管理指導に定められていることを行った場合に加算されるものです。薬剤師自ら患者宅を訪問して服薬指導を行うことも少なくありません。知っていると便利ですね。

薬剤管理指導料から見る薬剤師の役割とは?

 薬剤管理指導料における薬剤服用暦管理指導料は、2012年の改正により大幅に変更されました。薬剤情報提供料という項目が削除され、管理指導が重点的に見直されたのです。改正により何が変わったのでしょうか?改正は、包括的評価の拡充を目的に行われたものです。またハイリスク薬の指導も薬剤管理指導料として追加されました。この改正は、薬剤師の薬学管理指導が評価された結果でもあります。処方箋の指導や患者の管理についての重要性が見直されたわけです。現在薬局に行くと、薬の詳細や副作用について薬剤師から説明することも増えていますが、薬の指導などのあり方が見直されているということなのです。
 薬剤管理指導料の改正により、薬剤師の薬剤の指導や管理などに関わる役割はより重要になってきました。薬を調剤するだけでなく、薬の使用方法や副作用に関しても患者に説明することが求められているということです。
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