保険は健康なうちに入るのが断然オトク

保険料はどのように決まる?

 保険料は予定死亡率・予定利率・予定事業費率の3つの要素によって決められています。予定死亡率は、性別や年齢別の死亡者数を予測して、将来の保険金支払額の算出に用いられます。予定利率は資産運用により見込まれる収益を予測して保険料を割り引く率です。予定事業費率は事業を運営するのに必要な人件費や事務費、宣伝費などを見込んだものです。同じ保険内容でも年齢が高くなるにつれて保険料が高くなるのは、予定死亡率が関係しています。

健康な人と持病のある人で何が違う?

 健康な人と持病のある人では、保険への入りやすさと保険料に違いが出てきます。持病があるということは健康な人より病気や死亡のリスクが高いということなので、保険会社がそのリスクを背負えるかどうかの判断が必要になります。保険料を高くしたり、特定部位不担保という特定の部位に生じた疾病やその治療目的での手術や入院について給付金の支払い対象外としたりする条件を付けて、入れるようにするケースが多く見られます。特定部位不担保は一定期間の場合もあれば、一生涯の場合もあります。もちろん持病によっては、それでも入れないケースもあります。

告知義務

 保険に入る際、保険会社に対して健康状態や過去の傷病歴、職業などを告知する必要があります。この告知内容によって保険会社はリスクの判断を行い、引き受けるかどうかや保険料などを決定しているため、正確に告知することが大切です。普通の保険と持病がある人向けの緩和型の保険では告知項目に違いがあり、緩和型の保険の方が項目は限定されています。普通の保険と緩和型の保険の保険料を比較すると、年齢や内容によって異なりますが緩和型の方が割高になっています。

健康体割引とは?

 「健康体割引」や「非喫煙者健康体割引」という言葉を聞いたことはないでしょうか。保険会社によって呼び方は様々ですが、よりリスクを細分化してリスクの低い場合に安い保険料で入れるようにしたものです。具体的には、BMIや既往症の有無、血圧や血液検査の数値、尿検査の数値やニコチン検査などの、保険会社の定めた項目が所定の範囲内であることが条件になります。一般の場合と比べて保険料は2割から5割ほど安くなっているケースが多く、大きなメリットと言えるでしょう。
 健康な人は持病のある人に比べ、保険に入りやすく保険料も割安なことから、健康なうちに保険に入ることがオトクと言えます。今が健康でも年齢が上がるにつれて病気のリスクは高まるため、これから先も健康な状態を維持できるとは限りません。保険を検討する上での一つの要素として、保険料の仕組みや持病を持った場合にどうなるかをよく理解しておきましょう。