病気でも入れる保険ってあるの?

なぜ持病があっても入れる保険があるの?

 持病があるということは、健康な人より病気になったり死亡したりするリスクが高いため、以前は保険に入れないケースも多く見られました。しかしそれぞれのリスクに応じて、保険料の調整や一定期間の保障削減、特定部位での疾病は一定期間または永続的に保障しないなどの条件をつけることで健康な人との公平性を保ち、入れる保険が増えてきています。保険会社によって、引き受ける健康状態や持病の範囲、条件の内容などは異なるため、A社では入れなかったがB社では入れたというケースも珍しくありません。

持病があっても入れる保険の種類

 持病があっても入れる保険には、「限定告知型保険・引受基準緩和型保険」や「無選択型保険」があります。限定告知型保険・引受基準緩和型保険とは、普通の保険と比べて告知項目を少なく限定的にすることで引受基準を緩和して、入りやすくした保険のことです。無選択型保険とは、告知が必要なく持病のある方でも入れる保険のことです。無選択型保険は特に保険料が高く設定されていて、様々な条件が付きやすくなっています。限定告知型保険・引受基準緩和型保険のほうが良い条件の場合もあるため、まずはそれを検討してみるのも一つです。

告知が大切です

 限定告知型保険・引受基準緩和型保険の場合、保険に入れるかどうかの重要なポイントは告知内容です。「持病のことを書けば入れないのでは…。」と思いがちですが、正しく告知していなければ病気やケガになった時に保障してもらえなかったり、告知義務違反で解除されたりする場合もあります。告知はただ病名を書くだけでなく、発症の原因(突発性か慢性的かなど)や服用している薬、症状などの詳細を伝えるようにしましょう。例えば発症の原因によって生活習慣からのものでないことを伝えられたり、服用する薬によって症状が軽度であることを伝えられたりと、有利になることもあります。持病が完治している場合は、ただ通院していないと伝えるだけではなく、医師の診断書を添えることで完治を証明することができます。また健康診断書を提出することで、他の健康状態に問題がないことを伝えると有利になることもあります。

保険選びの注意点

 持病のある方の保険選びで注意してほしいのは、次の3点です。
 ①まずは普通の保険を探してみる。
 ②一社で断られても他の会社で探してみる。
 ③できるだけ詳細に告知をする。
 持病があっても、その内容や症状によっては普通の保険に入れる場合もあります。普通の保険→限定告知型保険・引受基準緩和型保険→無選択型保険の順に検討しましょう。また引受範囲や条件は保険会社ごとに異なるため、一社で断られてもあきらめず他の会社も当たってみましょう。そして申し込む際には正確に詳しく告知を行い、審査を受けるようにしましょう。
 持病がある方でも入れる保険が増えてきていますが、簡単に入れるものほど高い保険料や厳しい条件が付くことを理解しておく必要があります。自分で「普通の保険には入れない」と判断せず、まず一度検討してみましょう。そして告知を正確に詳しく行い、より多くの判断材料を保険会社に提供することが、良い結果に繋がる場合もあります。