わたしは入れる?不妊治療中の場合

不妊治療中の女性に保険は必要?

 女性の入院事由のうち、妊娠・出産や女性器の疾病が占める割合が高くなっています。不妊治療での検査によって子宮筋腫や子宮がんが見つかったり、妊娠・出産時の過程で自然分娩や帝王切開、流産などが起こったりすると、治療や手術が必要になることが考えられます。また不妊治療自体にもリスクはあります。例えば不妊治療に排卵誘発剤を用いた場合、卵巣が腫れて入院するなどのケースもあります。つまり不妊治療を行い、これから妊娠・出産を迎える女性には様々なリスクがあります。その備えとして、保険を検討するのも一つでしょう。

なぜ不妊治療を理由に加入を断られるの?

 不妊治療が他の病気などと同じように、告知書の「検査・治療」の項目に該当するからです。保険に加入する際に必ず記入が必要となる告知書に「直近3ヵ月の間に、医者の診察や検査、治療や投薬を受けたことがあるかどうか」という項目があります。不妊治療は病気やケガではないから大丈夫と思いがちですが、これも検査や治療に該当するため、正しく告知する必要があります。検査や治療に該当することで、加入を断られたり条件が付いたりするケースがあります。しかし告知をしないまま加入すると、必要な時に支払われなかったり、告知義務違反として解除されたりするため、やはり正しく告知することが必要なのです。

どんな条件が付けられるの?

 不妊治療中の加入条件として「特定部位不担保」や「割増保険料」が考えられます。特定部位不担保とは、特定の部位に生じた疾病やその治療のための入院・手術は給付金支払対象にならないというものです。不妊治療中の場合では、子宮、卵巣、卵管、異常妊娠や分娩、帝王切開などを不担保とする場合があります。割増保険料とは、被保険者の健康状態などが保険会社の審査基準に満たない場合に上乗せされる保険料のことです。不妊治療中の場合でも、通常の保険料に加えて割増保険料を支払うことで加入できるケースもありますが、どの程度割増になるかは保険会社によって異なります。

不妊治療中でも入れる保険は?

 不妊治療中でも入れる保険として、アイアル少額短期保険の「子宝エール」やエイ・ワン少額短期保険の「エブリワン」などがあります。子宝エールは卵巣・乳房・女性性器の疾病や障害について、妊娠や分娩時の合併症についても保障が受けられ、保障対象外の疾病が事前に決められています。エブリワンは被保険者の状態に合わせた条件設定がされます。そのどちらも不妊治療費は保障の対象外ですが、不妊治療中の女性にとって一般的な保険より加入しやすくなっています。
 妊娠・出産は女性にとって一番リスクが高まる時期です。しかしリスクへの備えとして保険を検討しても不妊治療中の場合、保険に加入できなかったり、本当に保障してほしい部位が不担保になったりすることがあります。あきらめず不妊治療中でも入れる保険を活用して、しっかり備えていきましょう。