わたしは入れる?甲状性疾患の場合

バセドウ病の治療期間と治療費

 バセドウ病は投薬治療を中心に行い、状態に合わせてアイソトープ治療や手術が行われます。治療は健康保険の対象となり、投薬治療であればそれほど高額になることはないでしょう。しかしアイソトープ治療や手術を行う場合は高額になります。治療期間は個人差が大きく、3年程の投薬治療で症状が治まる場合もあれば、その後も継続治療が必要な場合もあります。投薬治療でも治療期間が長引けば負担が大きくなり、他の病気やケガの心配からも保険への加入を考える方もいることでしょう。

なぜ甲状腺疾患があれば保険に入りにくい?

 甲状腺疾患の中でバセドウ病の場合、継続的な投薬治療が必要になります。保険に加入する時の告知書に「最近3カ月以内に医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか」という項目があり、投薬治療はそれに該当してしまいます。そのため普通の保険への加入を断られるケースもあります。また全身の新陳代謝を活発にさせて様々な症状が起こり、心疾患や不整脈などの合併症、眼の症状などのリスクがありことも一因です。同じ甲状腺疾患でも、橋本病やびまん性甲状腺腫は治療を急ぐ必要がない場合もあり、加入できる可能性もあります。

甲状腺疾患でも入れる保険は?

 普通の保険に特別条件を付けたものや引受緩和型保険であれば、甲状腺疾患でも入れる可能性があります。特別条件には、特定部位不担保と割増保険料があります。特定部位不担保とは特定の部位に生じた疾病やその治療目的での手術や入院について、給付金の支払い対象外とするものです。甲状腺疾患の場合、甲状腺に関連する疾患が対象となる場合が多く、不担保期間は保険会社によって様々です。割増保険料とは、通常の保険料に加えてリスク相当の金額の保険料を支払うものです。引受緩和型保険とは、保険に加入する際の告知項目を限定することで加入の基準を緩和している保険のことです。持病があっても加入しやすい分、普通の保険よりも保険料は割高になるのが特徴です。

甲状腺疾患でも加入できる保険商品

 甲状腺疾患でも加入できる可能性が高い保険として、アクサ生命の「一生保障の医療保険 OKメディカル」、メットライフ生命の「ずっとスマイル」、AIG富士生命の「ゴールドメディ・ワイド」などがあります。限定告知の引受緩和型保険で、3つか4つの告知項目に該当しなければ加入できるようになっています。告知内容も、通常は「最近3カ月以内に医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか」となっていた項目が「最近3カ月以内に入院・手術を勧められたことがあるか」になっているため、持病があっても入れる可能性は高まります。
 ※2015年4月時点での商品情報です。詳しくは各保険会社にお問い合わせください。
 持病があり特に通院中であれば、保険に入れないと思いがちです。最近はリスクを細分化して入れる範囲を拡大した様々な保険商品があり、保険会社によって審査基準も異なります。安心して治療を続けていくためにも、その備えとして入れる保険を探してみるのも選択肢の一つでしょう。