大人もかかるマイコプラズマ肺炎の怖さ

マイコプラズマ肺炎とは

 マイコプラズマ肺炎はマイコプラズマという病原体によって引き起こされます。感染経路はマイコプラズマの感染者からの飛沫感染や濃厚接触による接触感染の2種類があります。
 
 
 流行性で、若年者に多い。
 
マイコプラズマはいえん【マイコプラズマ肺炎】の意味 – 国語辞書 – goo辞書

 
 幼児期から青年期までの若い世代に多い病気です。主に幼稚園や学校でうつり、家庭のような小さな集団で拡がります。潜伏期間は通常2~3週間ですが、4週間に及ぶこともあります。風邪と症状が似ているため、マイコプラズマ肺炎にかかっていると気づかない場合もあります。胸部X線検査や血液検査により診断をします。

マイコプラズマ肺炎の症状

 マイコプラズマ肺炎の特徴的な症状は高熱と激しい咳です。初期には乾いた咳がでますが、なかなか収まらず、痰を伴う咳に変わります。症状には個人差がありますが、他には頭痛や喉の痛み、疲労感、倦怠感などがあります。
 
 
 喘息(ぜんそく)の子どもがマイコプラズマ肺炎に感染すると重い喘息発作を起こすことがあります。
 
マイコプラズマ肺炎<子どもの病気> – goo ヘルスケア

 
 マイコプラズマ肺炎は比較的軽症だといわれていますが、喘息にかかっている場合は注意が必要です。
 
 

 急性呼吸不全を起こす重篤な症例も認められます。
 
マイコプラズマ肺炎<呼吸器の病気> – goo ヘルスケア

 
 成人は子供より重症化しやすい傾向があります。風邪と思い込み、診断が遅れると悪化していきます。風邪とほとんど同じだろうと侮っていると、中耳炎や脳炎、肝炎、心筋炎といったさまざまな合併症が起きる場合もあるので注意が必要です。

マイコプラズマ肺炎の治療や予防

 マイコプラズマには細胞壁がないため、マクロライド系やテトラサイクリン系の抗生物質を用いて治療します。マイコプラズマ肺炎にはβ‐ラクタム系の抗生物質は効きません。病原体の排出は1ヶ月以上続くこともあります。
 
 
 医師が感染の恐れがないと認めるまで出席停止
 
学校保健安全法とは – goo Wikipedia (ウィキペディア)

 
 マイコプラズマ肺炎は比較的軽症のため、学校保健安全法では第三種に指定されています。医師の許可が出るまで、登園や登校を控える必要があります。感染者との接触を避けることにより、流行の拡大を防げます。潜伏期間が長いため、感染者が感染に気づかずに外出してしまうリスクがあります。人混みではマスクを着用すると予防になります。

 早期診断により病気の慢性化や長期化を防げますが、初期には風邪と診断されるケースもあります。3日以上発熱や激しい咳が続く場合には、マイコプラズマ肺炎かもしれません。免疫が長くは続かないため、かかったことのある方もご注意ください。