命の危険がある脳出血の原因と症状、予防法とは

まずは、脳出血の正体を理解しよう

 脳出血とは、その名の通り、脳の中を複雑に巡る血管が破れ脳内で出血を起こす状態に陥ることです。脳内に流れでた血液は、体の中であらゆる障害をひきおこし、最悪の場合は命の危険を伴うことも…。
 
 
 脳出血とは脳内の血管が何らかの原因で破れ、脳のなか(大脳、小脳および脳幹(のうかん)の脳実質内)に出血した状態をいいます。そのために意識障害、運動麻痺、感覚障害などの症状が現れます。血腫(けっしゅ)が大きくなると脳浮腫(のうふしゅ)によって頭蓋内圧が高くなって脳ヘルニアを起こし、重い場合は脳幹部が圧迫されて死に至ります。
 
脳出血 – goo ヘルスケア

 
 脳出血は、外傷性脳出血と非外傷性脳出血に分類されています。外傷性の脳出血は、事故や怪我などの衝撃で脳出血を起こす状態のことです。非外傷性脳出血は、なんらかの病的な原因で脳内の血管が破れて脳出血を起こす状態を言います。非外傷性脳出血の場合は原因が明らかですので、外科的治療が行われます。

脳出血を引き起こす多い原因は高血圧かも

 非外的脳出血の原因としてもっとも高い割合を占めているのは、高血圧によるものです。高血圧は、自覚症状もなく突然の脳出血を引き起こす場合があります。特に、中年以降の年齢の方に見られる症状です。脳出血のリスクを軽減させるには、日ごろから血圧のコントロールを心がけることが重要となります。
 
 
 脳出血は高血圧が長年続いて起こるものが最も多く、高血圧性脳出血といわれます。ラクナ梗塞と動脈硬化の発症機序(仕組み)が似ており、ラクナ梗塞患者の過半数に隠れた小さな脳出血があることが、最近のMRIで証明されています。脳出血は欧米に比べて、日本を始めアジア人に多いのが特徴です。これは人種差よりも食文化の違いが大きいといわれています。
 
脳血管障害(高齢者の脳卒中) – goo ヘルスケア

 
 

 日本人の高血圧の患者さんは3000万人以上にも及ぶとされ、代表的な生活習慣病(成人病)のひとつになっています。全体では成人男性の約45%、成人女性の約35%が高血圧になっており、年齢とともにその罹患率は上昇しています。高血圧は心血管病の主たる危険因子であり、生命予後に大きな影響を与えることが明らかになっています。
 
高血圧<循環器の病気> – goo ヘルスケア

 
 自分の血圧を正確に計って、正常値であるかを確認しておくことが必要ですね。もし高血圧なら、脳出血のリスクを軽減させるためには、血圧のコントロールが必須と言えます。

脳出血の症状と後遺症を理解しよう

 脳出血には、前兆のような症状が見られたあと、突然悪化する場合が多いようです。脳出血の症状を知っておくことで、早期の治療が可能となります。
 
 
 一般的には頭痛、嘔吐、意識障害、片麻痺(かたまひ)が多くの患者さんにみられます。出血部位および血腫の大きさにより症状は違います。慢性期になっても何らかの後遺症を示す患者さんも多くみられます。
 
脳出血 – goo ヘルスケア

 

 脳血管が破れた脳出血の後遺症(脳出血性)として、認知症になることもあります。
 
脳血管性認知症 – goo ヘルスケア

 
 他にも脳出血は、早期に発見して治療しても、さまざまな後遺症をもたらす場合があるようです。

脳出血を予防してリスクを軽減する

 脳出血を予防するためには、何をしたらいいのでしょう。外傷性脳出血は、予防することができない脳出血です。しかし、非外傷性脳出血は、原因となる病気の治療や改善を行うことで、脳出血を予防する効果が期待できます。最大の原因とも言える高血圧の予防は、脳出血のリスクを軽減することができます。
 
 
 一般的に、若いうちから塩分を控えた食生活にすることや、たっぷり野菜をとることや、喫煙をしないことや、適度に運動を実行することが鍵となる。本人の努力も必要なことは言うまでもないが、親や家族や地域の連携的な対策も鍵となる。
 
高血圧とは – goo Wikipedia (ウィキペディア)

 
 高血圧を予防することが、脳出血を防ぐ最大の予防法と言えそうです。そのためには、食生活の改善や適度な運動、ストレスを適度に発散することを心がけることが大切ですね。

 脳出血は、自覚症状がなくても突然のように発症する怖い病気です。出血の状態や脳の出血部位によっては、命の危険を伴います。頭痛や嘔吐、痺れなどの脳出血の症状を見逃さないで、早期の診断と治療が最善の方法なのではないでしょうか。