恐怖のエボラウイルスはどこからやってくるのか

エボラウイルスとは何

 
 エボラウイルス属 (Ebola virus) とは、モノネガウイルス目フィロウイルス科に属するウイルスの1属。ザイールエボラウイルス (Zaire ebolavirus) を模式種とする5種を含む。エボラ出血熱の病原体である
 
エボラウイルス属とは – goo Wikipedia (ウィキペディア)

 
 エボラウイルスは、976年にスーダンで初めて認識されました。「エボラ」の名は、最初の患者の出身村を流れるザイール川の支流であるエボラ川に由来しています。ヒトに対する感染力が強く、有効な治療法もワクチンもないことこから、最高レベルのバイオセーフティーレベルに指定されています。エボラ出血熱はエボラウイルスに由来するウイルス性出血熱のひとつですが、必ずしも症状に出血熱を伴うわけではないことから、エボラウイルス病と呼ばれるようになっています。

エボラウイルスの感染源はどこ?

 
 ニパウイルス感染症とはどんな感染症か
 日本には存在しない輸入感染症ですが、発症すると重い脳炎を起こします。1998〜99年にかけてマレーシアで流行し、265名の患者が発生して105名が死亡しました。この流行は豚での流行がヒトへの感染源になったことが明らかになっています。この時にはシンガポールでも流行し、11名の患者が発生しました。 その後、インド、バングラデシュでも流行していて、これまでの患者総数は475名で251名が死亡しています。バングラデシュでは、これまでに9回も流行していて、オオコウモリの唾液や尿中に含まれるニパウイルスに汚染した果物からの感染が疑われています。また、患者からの二次感染による患者発生が半数を占めています。
 
ニパウイルス感染症 – goo ヘルスケア

 
 エボラウイルスのそもそものはっきりとした感染源は不明ですが、エボラウイルスに感染したチンパンジーからヒトにエボラウイルスが感染した例が確認されています。また、最近では、エボラウイルスの宿主はアフリカに生息するオオコウモリであると考えられています。オオコウモリはインド、バングラデシュで流行しているニパウイルス感染症の原因となるニパウイルスを保有していることで知られています。

ヒトからヒトに感染するエボラウイルス

 
 潜伏期間は2〜21日です。血液を介するエボラウイルスの感染力は強く、針刺し事故ではほぼ100%の確率で感染すると考えられています。症状は、発熱、悪寒(おかん)、頭痛、筋肉痛、吐き気・嘔吐、胸痛、腹痛、咽頭痛(いんとうつう)、下痢、紫斑、吐血、下血、意識障害などです。死亡率は50〜90%です。
 
エボラ出血熱(エボラウイルス病) 治療方法 – goo ヘルスケア

 
 ヒトからヒトへの感染はアフリカを中心に爆発的に広がっています。2014年に、ギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国で、これまでにない大規模の流行が発生しました。アフリカでエボラ出血熱が拡大している原因は、貧弱な医療衛生環境のもと、注射器や注射針の使いまわしが横行していることと、患者がいる家族内で濃厚な接触が行われていることが原因です。エボラウイルスの患者に使用した注射針を他の人に刺してしまう事故では、ほぼ100%の確率で感染してしまいます。また、患者の血液、分泌物、排泄物や唾液などの飛沫も感染源となり、死亡した患者の遺体への接触からも感染します。空気感染は基本的にないとされています。

エボラウイルスの拡大の対策とは

 
 エボラウイルスの感染力は強いものの、基本的に空気感染をせず、感染者の体液や血液に触れなければ感染しないと考えられている。これまでに見られた感染拡大も、死亡した患者の会葬の際や医療器具の不足(注射器や手袋など)により、患者の血液や体液に触れたことによりもたらされたものが多く、空気感染は基本的にない[8]。患者の隔離に関する措置が十分に行われていれば、感染することはない。
 
エボラ出血熱とは – goo Wikipedia (ウィキペディア)

 
 エボラウイルス拡大を防ぐためには、エボラウイルスを流行地域で封じ込め、他の地域への感染を防ぐ事が大切です。感染源をなるべく避けるため、エボラウイルス流行国への不要不急な渡航は避けましょう。また、流行国からの帰国後1ヶ月以内に発熱した場合は、地域の医療機関を受診するのではなく、保健所に連絡します。流行国からの帰国者と接触をして発熱した場合も、念のため保健所に連絡し、その指示に従って、感染症指定医療機関への受診につながります。

 エボラウイルスは致死性の高い恐ろしいウイルスですが、衛生的な環境で、適切な対処をすれば拡大を防ぐことができます。エボラ出血熱に対し、必要以上に怖がるのではなく、正しい知識を得て冷静な行動をすることが大切です。