スマホ愛用者注意!頸椎椎間板ヘルニア増加中

頸椎椎間板ヘルニアってどんな病気

 頸椎椎間板ヘルニアとは実際にはどのようなものなのでしょうか。
 
 
 頸椎は7個の椎骨で構成されていますが、第1頸椎は環椎(かんつい)、第2頸椎は軸椎(じくつい)と呼ばれ、第3頸椎以下とはまったく異なる形状をしており、椎間板が存在するのは第2頸椎以下です。
 椎間板は椎骨間で衝撃を吸収してクッションのような役割をしますが、クッションの表面が破れた状態、すなわち椎間板・線維輪に亀裂が入って内部の髄核が飛び出した状態が椎間板ヘルニアです。椎間板機能の異常は頸部痛などを引き起こしますが、飛び出した髄核は頸椎内部を走行している脊髄や神経根といった重要な神経組織を圧迫し、手足のしびれや痛み・運動麻痺などのさまざまな神経症状を引き起こします。
 
頸椎椎間板ヘルニア – goo ヘルスケア

 
 こう聞いてもなかなか難しいですね。つまり、首の骨と骨の間には、いわばクッションの役割をしている「椎間板」というものがあります。首の骨にかかる負荷を吸収したり分散させたりする役割をもっているのです。老化や過度の負荷など、何かの理由からその椎間板が飛び出てしまったような状態になり、その飛び出た椎間板が神経を圧迫してしまうことから、神経痛としてさまざまな箇所に痛みが生じてしまいます。このような症状が頸椎椎間板ヘルニアです。

スマホと頸椎椎間板ヘルニアの関連性は

 首に負担のかかるスポーツをする人などに発症することが多い頸椎椎間板ヘルニアですが、猫背やストレートネックなど、姿勢の悪さも首に大きな負担をかけ、頸椎椎間板ヘルニアの原因となりやすいことがわかっています。問題なのは、スマホを使用するときの姿勢と言えるでしょう。スマホの画面を見ているとき、私たちは無意識のうちに首を突き出すような姿勢や、背中を丸めた猫背姿勢、また、真下を向くようなうつむき姿勢をしているものです。これらはスマホだけではなく、パソコンを長時間使用する人にも多くみられる傾向ですが、スマホの普及により、ビジネスタイムだけではなく、プライベートタイムにまで長時間このような姿勢をすることが、さらに頸椎に大きな負担をかける引き金となっているのです。

あなたにはこんな症状ありませんか

 スマホ中毒が引き起こす体の不調はさまざまなものがありますが、下記のような症状にあてはまると、頸椎椎間板ヘルニアの疑いがあるかもしれません。
 
 
 頸椎に椎間板ヘルニアがおこると、おもに左右どちらかの腕に放散する痛み、しびれ、脱力感などがおこり、くびの後ろ側が痛むため、くびが動かせなくなったりします。
 髄核が後方中央に大きく脱出したときは、神経根よりも脊髄を直接圧迫するために、しびれ感が足の先から上のほうに上がり、胸のあたりから腕までしびれます。
 そのため、歩行障害がおこりやすく、とくに階段を昇り降りするときによろけたりすることがあるので、注意が必要です。
 
椎間板ヘルニアの症状・解説 – goo辞書

 
 頸椎椎間板ヘルニアは、腰部の椎間板ヘルニアに比べると症状がおだやかな場合があるため、見過ごされがちになったり、単なる肩こりと思ってしまう人も多いのですが、症状がひどくなってしまうと手術が必要なまでに及んでしまう可能性もあります。圧迫されている部分の神経につながる部位が痛むのが特徴ですので、特に腕などにしびれの症状がある場合は注意が必要です。

椎間板ヘルニアを防ぐためにしたいこと

 頸椎椎間板ヘルニアを防ぐためには、日常使用する枕の選び方も大切です。
 
 
 =良い枕とは=
 
 ・少し厚みがあるもの
 
 ・波型など形がついていないもの
 
 ・頭の重みで形が変わるもの
 
 ・寝て気持ちがいいもの
 
 
 
 厚みは簡単に言えば、横向きで寝たとき頭が真っ直ぐになる高さがいいとされています。枕の形がついていない平らなもの、頭の重みである程度形が変わる素材、寝て気持ちのいいものを選んでください。低すぎたり、波型の枕は駄目です。眠り方は首に深くかけるのではなく、頭をのせるイメージです。頸部痛や肩こりだけなら、まずは市販の鎮痛薬や湿布などで様子をみてもよいでしょう。強い頸部痛が続いたり、手足の症状に気づいた場合は、頸部の安静を保って整形外科を受診してください。
 
ストレートネックの治し方 – 病気 | 教えて!goo

 
 しかし、大切なのは、スマホとのつきあいかたを見直し、症状がおきないよう注意することと言えるでしょう。何か心がけることはあるのでしょうか。
 
 

 肩甲骨のもち上げや両腕挙上体操を行い、僧帽筋などの筋力を日ごろから鍛えておきます。頸部や肩甲骨のストレッチは血液の循環を促進させて筋を弛緩し、慢性化した局所的な筋緊張の緩和に有効です。自分で筋肉をバランスよく動かしていくことが重要です。
 
肩こり 治療方法 – goo ヘルスケア

 
 長時間同じ姿勢のまま使用すことがいちばん危険です。前かがみになって画面を見つめる時間が長く続くほど頸椎に負担をかけてしまいます。使用する時間を短くすることが何より大切ですが、せめて合間に意識してストレッチをしたり、座る場所を変えたりするなどしましょう。また、お風呂に浸かり血行をよくすることも大切です。

 時間があればすぐスマホを操作してしまう。という日常生活に、「この時間だけはスマホを見ない!」というような自分なりのルールをつくることも大切です。電車の中でも、座席にいる人、立っている人がみなスマホに夢中という光景が日常となっている今日ですが、使い過ぎ、依存しすぎは心身ともに壊してしまいます。節度のある使い方をこころがけましょう。