意外と知られていない光線過敏症

日焼けと光線過敏症の違い

 
 日焼けを起こすのは紫外線です。紫外線には長波長(UVA)、中波長(UVB)、短波長(UVC)の紫外線があり、通常は短波長のUVCは地表には届きません。
 日焼けを起こすのはUVAとUVBで、とくにUVBの作用が重要です。紫外線は皮膚の細胞にはたらいて、微少な障害を与えて炎症を起こす物質をつくったり、DNAに傷をつけたりします。
 
日焼け – goo ヘルスケア

 
 日焼けは皮膚の炎症です。治療法は特になく、日焼け止めなどで予防します。
 
 

 「日光アレルギー」とも呼ばれ、通常は問題にならない量の日光で炎症を起こす病気。日光を浴びた皮膚が赤くなったり、湿疹や水ぶくれ、かゆみなどを生じる。
 
光線過敏症 – goo ヘルスケア

 
 日焼けと光線過敏症の違いは、紫外線の量です。光線過敏症は、通常反応を起こさない微弱の紫外線にでも過剰に反応してしまい、皮膚に炎症が起こります。

光線過敏症の2つの症状

 光線過敏症は主に2つに分けることができます。
 
 1.光接触皮膚炎
 光接触皮膚炎は、外からの刺激によるものが原因で起こるものです。
 
 
 刺激性皮膚炎では、刺激が少ない場合には物質が触れた部位に鱗屑(りんせつ)(皮膚表面からはがれ落ちる角質)だけがみられ、強い刺激が加わった場合にはかゆみや痛みを伴う発赤(ほっせき)、丘疹(きゅうしん)、小さな水疱(すいほう)などが現れ、時には熱傷(ねっしょう)のように大きな水疱になり激しい痛みがみられることがあります。
 
接触皮膚炎 – goo ヘルスケア

 
 2.光線過敏型薬疹
 光線過敏型薬疹は反対に、内服薬など体の中のものが原因で起こります。光接触皮膚炎が、刺激を受けた部分だけ発症するのに対して、光線過敏型薬疹は広範囲に渡って症状が現れるため、しっかりした対処が必要です。

薬の使用用途に注意

 光線過敏症は、体質によってなる場合もありますが、近年薬が原因となるケースが増えています。薬の使用用途を見ると、光線過敏症についての注意書きが載っていることがあります。
 
 
 この薬の使用中や使用後しばらくは、戸外での活動を避け、日常の外出時も、この薬を貼った部位を衣服やサポーターなどで覆ってください。
 
モーラスの効果・副作用 – くすり・薬検索 – goo辞書

 
 使用中だけでなく使用後にも紫外線に注意する必要があるようです。
 
 また、光線過敏症の原因になるものは、湿布薬など薬類のほか、ベルガモットやドクダミを使った化粧品・食品なども挙げられます。使用する際は、注意書きをしっかり読むようにしましょう。

光線過敏症を発症してしまった場合

 万が一、光線過敏症を発症してしまったらどのように対処すれば良いのでしょうか。
 
 まずは、原因となっているものの使用を中止します。さらに、紫外線の強い日中などに外出する場合は、日焼け止めや衣服などの紫外線対策をしっかり行うことが大切です。
 
 また、屋内にいるからといって安心はできません。ガラス越しでも、日光に当たれば症状が出る場合があります。日光に当たる部屋にいる場合も紫外線対策を行いましょう。
 
 原因の物質の使用を中止し、紫外線対策を行うことで人によって差はありますが、約2週間ほどで改善が見られます。
 私達が普段何気に使用している、外服薬や化粧品、食品の中には光線過敏症の原因になるものも含まれています。使用する際は、使用にあたっての注意書きをしっかり見て使用したいですね。さらに、内服薬などでも発症することがあるので、医師や薬剤師の説明をしっかり聞いたうえで使用しましょう。