急性アルコール中毒の症状と予防・対処法まとめ

急性アルコール中毒とは

 
 急性アルコール中毒とは、アルコール飲料としてエタノールを短時間に多量に摂取したために通常の酔った状態を超えて、運動失調や意識障害、さらには昏睡(こんすい)、呼吸抑制、血圧低下といった状態が生じることです。重症の場合には死亡することも多く、決して軽視できません。
 
急性アルコール中毒 – goo ヘルスケア

 
 急性アルコール中毒は、短時間に大量のアルコールを摂取することによって、一過性の意識障害が生じることをいいます。血中のアルコール濃度が高まり、意識レベルが低下していき酩酊状態となります。急性アルコール中毒によって、嘔吐や血圧低下、呼吸障害などの症状が起こります。重度になると、昏睡状態から死に至ることもある恐ろしい状態です。呼吸や循環機能の障害によるもののみならず、嘔吐物が詰まったことによる窒息で死亡するケースも見られます。

急性アルコール中毒を予防する飲み方

 
 アルコールの代謝速度、感受性は個人差があり、自分の適量を知っておくことが重要です。
 
飲酒 – goo ヘルスケア

 
 

 悪酔いしないためには、量だけでなく飲み方にも注意が必要です。「一気飲み」や「駆けつけ3杯」は論外。1時間に分解できるアルコール量は、普通に飲める人でもビールならコップ1杯程度なので、いきなり3杯も飲んだら肝臓での分解が追いつきません。最悪の場合、急性アルコール中毒を起こし命にかかわることもあります。
 
体にやさしいお酒の飲み方 – goo ヘルスケア

 
 急性アルコール中毒になることを予防するためには、自分の適量を知り、ペースを守って飲むことが大切です。アルコールが代謝する速度には個人差があり、顔がすぐ赤くなる人ほど、アルコールを分解するのに、時間を要します。アルコールに飲み慣れていない若年層では、適量がわからないことから、飲み過ぎてしまいがちです。また、お酒に強いと自信がある人でも、一気飲みをしたり、アルコールを短時間に大量に飲んだりしてしまうと、急性アルコール中毒に陥る危険性があります。過度な飲酒は慎むようにしましょう。

急性アルコール中毒の対処法は

 
 ●周囲が気をつけるポイント
 ・その人を一人にせず、必ず誰かが付き添う。
 ・吐いてものどに詰まらせないように、横向きに寝かせる。
 ・体温が下がらないよう、毛布や上着をかける。
 ・ベルトやネクタイ、下着など体を締めつけているものは緩める。
 ・無理に吐かせない。
 ・吐いたものをのどに詰まらせないよう、タオルなどでよく拭き取る。
 ・可能であれば水やお茶、スポーツドリンクを補給する。
 ・息をしているか、脈があるかなど、全身状態を観察する。
 ・呼びかけても反応がない場合(昏睡状態、意識混濁)は、救急車を手配する。
 
病院に担ぎ込まれないお酒の飲み方 – goo ヘルスケア

 
 もし、一緒に飲んでいた人が急性アルコール中毒の症状を起こしたらどうすればよいのでしょうか。一番大切なことは、一人にはしないことです。意識がある状態であれば、水を飲ませて体内のアルコール濃度を薄めましょう。吐いたものを詰まらせないように、横向きに寝かせて、無理には吐かせないようにします。衣服は緩めて、体温が下がらないように、上着などをかけましょう。呼びかけに応じないなど、意識障害が起きているときには、救急車を呼ぶようにします。急性アルコール中毒は、死に至ることもあることを意識し、適切に対処しましょう。

 アルコール中毒はお酒の飲み方に気を付ければ、避けられるものです。飲めない相手には無理強いをせず、また、自分の飲める量を過信せず、それぞれの適量のアルコールを飲むことで、楽しい飲み会となるよう、心がけたいものです。