もしかして胃潰瘍?心配な人のための症状まとめ

胃潰瘍の原因は「ストレス」だけではない

 
 日本の20歳までの若い人たちのピロリ菌の感染率は低く、20%以下の低い値を示しています。
 これに対して50歳以上の世代では、感染率が80%と極めて高い状態を示しています。
 
ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌) – goo ヘルスケア

 
 「ストレスで胃に穴があく」とよく耳にしますが、胃潰瘍の原因は「ストレス」だけではありません。
 
 近年の研究では胃潰瘍の原因の70%以上が「ピロリ菌」が原因と言われています。ピロリ菌は年齢に関わらず感染が確認されますが、年齢が上がるほど感染率が高く、それに伴い胃潰瘍になる確率は高くなるのです。

知っておこう、胃潰瘍の症状

 
 自覚症状で最も多くみられるのは上腹部痛です。
 十二指腸潰瘍では、空腹時痛がよくみられ、とくに夜間にしばしば起こります。
 胃潰瘍では、食後30分から1時間たったあとの上腹部痛がよくみられます。
 
胃・十二指腸潰瘍 – goo ヘルスケア

 
 胃潰瘍の症状ではその他に、食前・食後のみぞおちから左にかけての鈍い痛み、胸焼け、吐き気などがあり、潰瘍から出血している場合は黒褐色の血を吐いたり、コールタールのような便が出ることがあります。

胃がんと胃潰瘍の違い

 胃潰瘍と似た症状が現れるものに「胃がん」があります。
 胃がんの原因も胃潰瘍と同じくピロリ菌によるものと言われていますが、直接的な関係はないようです。
 早合点しないよう、両者の違いも知っておきましょう。
 
 
 早期胃がんの多くは無症状で、一般には上腹部痛、腹部膨満感(ふくぶぼうまんかん)、食欲不振を契機に、X線造影検査や内視鏡検査で偶然に発見されます。
 
胃がん – goo ヘルスケア

 
 このように、胃がんの症状は上腹部痛や下血や吐血は胃潰瘍と似た症状です。しかし、胃潰瘍の場合は上腹部痛は食中・食後に起こりますが、胃がんの場合は食事に関係なく起こるとされています。

胃潰瘍かもしれないという場合は?完治はするの

 
 ピロリ菌の除菌療法により、維持療法なしでも1年後の胃潰瘍の再発率は10%、十二指腸潰瘍は5%と極めて低く抑えられることが日本でも明らかになりました。
 
胃・十二指腸潰瘍 – goo ヘルスケア

 
 

 症状で胃消化性が疑われた場合、直接胃潰瘍を証明するには、通常上部消化管内視鏡検査が行われることが多い。
 内視鏡検査の最大の利点は、出血していれば即治療が可能なことである。
 
胃潰瘍とは – goo Wikipedia (ウィキペディア)

 
 このように、胃潰瘍の治療では近年、内視鏡を使用した検査・治療が可能になりました。また、ピロリ菌を除菌することでほぼ胃潰瘍の再発を抑えることができることが最近の研究で明らかになっています。

 胃潰瘍は軽いものなら薬の服用で治ります。もし、胃潰瘍になってしまった場合・胃潰瘍の心配がある場合は、日常生活で刺激物を食べない、規則正しい生活を送る、喫煙者の場合は禁煙をすることで胃の負担を軽減することを心がけましょう。