妊婦の10人に1が発症する妊娠糖尿病の恐怖

妊娠糖尿病とはどんな病気

 今や10人に1人の妊婦が発症すると言われている妊娠糖尿病。妊娠糖尿病とはどんな病気なのでしょうか。
 
 
 妊娠中に、一時的に糖を代謝する機能が低下し、血糖値が高くなる病気。妊娠後に初めて発症し、出産後に回復することが多い。
 それでは妊娠糖尿病の原因は何なのでしょうか。妊娠糖尿病にはインスリン抵抗性が関係していると言われています。
 
にんしんとうにょうびょう【妊娠糖尿病】の意味 – 国語辞書 – goo辞書

 
 

 インスリンは、骨格筋や脂肪、肝臓で血液からの糖の吸収を促し、エネルギーを作ったり蓄えたりする働きをもつホルモンである。インスリン抵抗性とはインスリンが十分存在しているにもかかわらず、その作用が鈍くなっている状態をいう。インスリン抵抗性があると血糖が下がりにくくなり、血糖を正常にするためにはより多くのインスリンが必要となる。
 
インスリン抵抗性 – goo ヘルスケア

 
 妊娠の間は、ホルモンの分泌が通常とは異なります。そのため、通常時に糖尿病でなくても、妊娠している間、妊娠糖尿病を引き起こすことがあるのです。

妊娠糖尿病になるとどんなことが起こるの

 妊娠糖尿病は母体にはもちろん胎児に影響することもあります。
 
 
 早産も多く、羊水過多、妊娠高血圧症候群の頻度も高いハイリスク妊娠のひとつである。妊娠糖尿病では巨大児になりやすいため、難産になりやすい。また妊娠糖尿病では中枢神経系よりも身体の発育が良いので、出産のときに頭が通っても肩が通らない肩甲難産になりやすい。そのため、分娩が長引く場合は帝王切開が良い。
 
妊娠糖尿病とは – goo Wikipedia (ウィキペディア)

 
 妊娠糖尿病が発症したからといって、全ての症状が現れるわけではありませんが、通常の出産よりもリスクの大きい出産になります。しかし、治療で正常の血糖値を保つことによって、リスクを軽減できます。

どのように治療するの

 妊娠糖尿病の治療は、胎児に影響を及ぼさないために食事の改善から行います。
 
 
 治療は食事療法から開始しますが、血糖値が非常に高い時にはインスリン療法が必要です。出産後には血糖値は改善することが多いのですが、妊娠前から血糖値が高かったと考えられる妊婦さんでは、分娩後も治療を続けます。
 
妊娠糖尿病 – goo ヘルスケア

 
 妊娠糖尿病でのリスクを抑えるためには、妊娠中はもちろん妊娠前からも血糖値を意識することが大切です。

 妊娠糖尿病は不摂生ではなく、元々の体質によって起こることが多い病気です。しかし、妊娠糖尿病はインスリン療法を行わなくても、人によっては食事で改善されることもあります。まずは、妊娠中に血糖値が高くなっても焦らず、医師の指示を仰いで適切な処置を行うことが必要です。