悪性のめまいを見分ける方法とその予防法

脳の血行不良からめまいが起こる

 耳石器や三半規管が原因の耳からくるめまいでなく、脳の血流が悪くなり血管がつまり、めまいを起こします。耳は脳幹や小脳から情報を受け取る命令を出しています。脳に影響が出て耳が情報を受け取るバランスが保てなくなりめまいになるのです。
 
 
 めまいで気をつけなければいけないのは、脳の病気が原因になっている場合です。脳梗塞、脳出血、脳腫瘍などで、内耳の情報を受け取り体のバランスを保つ指令を出す脳幹や小脳に障害が起こると、めまいが現れます。
 
症状のタイプでわかる、めまいの原因 – goo ヘルスケア

 
 めまいがよく起こるようになり、いつものことだとそのままにすると気が付かないうちに症状が悪化してしまいます。

良性と悪性の見分け方

 見分け方は、めまいだけか、めまい以外の症状があるかどうかです。めまいの7割は良性であり、良性と悪性の症状の違いがわかれば見分けられます。特に良性は、良性発作性頭位めまい症が多く、頭を動かしたときにぐるぐる回り出すのが特徴です。
 
 
 たとえば寝ていて急に起き上がろうとしたときや寝返りを打ったとき、高いところの物を取ろうと上を向いたとき、髪を洗おうと下を向いたときなどに起こりやすく、人によりめまいが起こる頭の位置は同じことが多いようです。
 
症状のタイプでわかる、めまいの原因 – goo ヘルスケア

 
 体がふわふわするめまいは、過労やストレス、睡眠不足からきます。クラッときて、目の前が暗くなったりするめまいは立ちくらみです。血圧の低下からきます。しかし悪性の場合は、めまいの症状に加えてさまざまな症状が同時に現れることがあります。
 
 

 めまいだけでなく、激しい頭痛、体のしびれやマヒ、ろれつが回らない、意識がなくなる――などの症状のうちどれか1つでもあるようなら、すぐに救急車を呼びましょう。
 
症状のタイプでわかる、めまいの原因 – goo ヘルスケア

 
 体の異常を感じたら悪性を疑い即、病院で受診しましょう。脳梗塞などは早期対処が重要なため、すぐに病院へ駆けつけるか、動けないようでしたら救急車を呼ぶべきです。

めまいの多くは一過性脳虚血発作が原因

 悪性のめまいの多くは、一過性脳虚血発作(TIA)が原因です。一時的に脳の血流が悪くなり、めまいを引き起こします。数分から長くても24時間以内に治まりますが、脳梗塞の前触れなので軽く見てはいけません。
 
 
 椎骨脳底動脈系のTIAではめまい、構音障害、物が二重に見える複視、意識障害を伴わないで下肢の脱力のために転ぶドロップアタックといった症状がみられます。
 
一過性脳虚血発作(TIA) – goo ヘルスケア

 
 一過性脳虚血発作は、朝目が覚めたとき、睡眠中、トイレにいったときや入浴後などにめまいが起こります。血流が悪くなったり、血圧が上がるために起こるのです。

めまいだけの悪性がある

 注意してほしいことは、悪性でもめまいのみでしびれなどが表れないケースです。前庭神経炎の場合は、めまいしか見られません。
 
 
 激しい回転性のめまいが急に起こり、普通それが数日〜1週間程度続きます。めまいには、吐き気や嘔吐、冷や汗を伴いますが、難聴や耳鳴りなどの聴覚の症状を伴わないのが特徴です。
 
前庭神経炎 – goo ヘルスケア

 
 原因は不明ですが、時間とともに少しずつ軽くなっていきますが、実は脳梗塞が潜んでいたというケースもあります。脳梗塞はめまい発症後、半身が軽くマヒすることがありますので、違和感を抱いたら医師に相談しましょう。

脳によるめまいの予防法

 脳梗塞や脳卒中などが原因ですから、共通した予防法は生活習慣の改善や血液をサラサラにする、高血圧を治すことです。
 
 
 脳梗塞の3大危険因子といわれる高血圧、高血糖、脂質異常の予防・改善には、食事や運動、喫煙、飲酒など生活習慣の改善が大変重要です。食事では塩分や脂質、エネルギーをとり過ぎない、運動を日常生活に取り入れる、禁煙する、お酒は飲みすぎないなど、生活習慣を改善することが、脳梗塞、ひいては生活習慣病全般の予防・改善につながります。
 
脳梗塞 汗をかく夏は特に要注意! – goo ヘルスケア

 
 日頃の生活の習慣を見直すことで、未然に防ぐことができます。納豆やクエン酸を摂り血液の流れを良くしたり、動脈硬化を防ぐビタミンEを摂取するようにしましょう。

 めまいひとつとっても危険な病気のサインであったりします。3割しかと思わず、マヒなどを感じたら病院に行きましょう。そして根本的な原因は、身体に悪影響を与えるような生活を続けていくことです。年齢を重ねていくとともに表れるため、違和感を抱く前に体に良くないと思ったことをやめるようにしましょう。