不妊率が80%?夜勤・シフト勤務の危険性

夜勤やシフト勤務は不妊症や流産の危険あり

 2013年に発表されたイギリス・サウサンプトン大学のリンデン・ストッカー博士の研究によると、夜勤やシフト制勤務を行うことで、不妊症や生理不順になりやすい体になり、流産しやすくなることが分かりました。論文には、夜勤は流産の可能性が29%、不規則なシフト勤務は生理不順になる可能性が33%、不妊率が80%増加すると書かれており、夜間や不規則な勤務形態は女性の体内に大きな影響を及ぼしていると考えられます。どちらにおいても、睡眠不足や生活リズムの乱れが関係していると言っても間違いないでしょう。

不妊症の原因はなかなか分からないことも

 
 原因は女性側と男性側それぞれに考えられ、またひとつだけでなく他の因子の合併する場合や原因不明のこともあります。
 
不妊症 – goo ヘルスケア

 
 

 原因は多岐にわたっており、一つの大きな原因が見つかることもあれば、いろいろな相対的な要因が組み合わさっていることもあります。また、機能性不妊あるいは原因不明不妊といわれる、検査所見上は特定できる原因は見つからないものの、なかなか結果が出ないケースもあります。
 
不妊に悩んでいる人へのアドバイス – goo ヘルスケア

 
 不妊症には様々な原因があるため、必ずしも女性のみが悪いということはありません。しかしながら、夜勤やシフト勤務を繰り返しているようだったら、自分の体の状態を疑ってかかったほうが良いでしょう。

生理不順を甘く見てはいけない

 
 周期が24日以内の頻発月経と、周期が36日以上の稀発(きはつ)月経、これらは病的な月経不順とされています。
 
月経不順を甘くみないで! – goo ヘルスケア

 
 

 無月経の状態とは、女性ホルモンの分泌が低下した状態ですが、女性ホルモンの働きは月経や妊娠だけでなく、骨や血管、脂質、皮膚、精神状態など全身の健康に及びます。
 そのため無月経が続くと、さまざまな心身の不調が起こったり、不妊や骨粗しょう症、動脈硬化などのリスクが高まります。
 
生理不順・無月経を放置しないで! – goo ヘルスケア

 
 生理不順を放置することで、不妊症だけではなく、様々な症状を併発してしまう恐れが高まります。不規則な生活は可能な限りしないよう心がけましょう。

気づかぬうちにストレスが溜まっているかも

 
 勤務時間が変則的な夜勤や交代制勤務、単身赴任、遠隔地転勤、海外勤務などによっても、ストレスは増えています。また、精神的緊張を伴う業務は、大きなストレスの原因になっています。
 
ストレス – goo ヘルスケア

 
 

 また、不育症にはストレスが関係していることも考えられます。じょうずにストレスを解消して、精神的なゆとりをもった生活を送ることも有効であると考えます。
 
妊娠はしても流産をくり返したら不育症かも – goo ヘルスケア

 
 夜勤やシフト制勤務は知らず知らずのうちに体に負担を掛けてしまいがちです。そのため、不妊症や生理不順になっても気づかないまま仕事を続けてしまう女性があとを絶ちません。

 研究内容では夜勤やシフト勤務が必ずしも流産や不妊、生理不順と因果関係があるかどうかは証明されていません。しかしながら、少なからず関係性があるものとして注目されているのも事実です。お腹の中で子どもを育てるということは、赤ちゃんにとって理想的な環境を作ってあげることに他なりません。
 
 厚生労働省では妊娠中に働く女性のための法律も定めています。今一度働く環境を見直して、健康的な体づくりを目指していきましょう。

※出典:Women Working Shifts Are At Greater Risk Of Miscarriage, Menstrual Disruption And Subfertility