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あなたが毎日飲んでいるそのサプリ、ホントに効いてますか?

「サプリメントの効用をうたい、根づかせた人間として、今のブームに責任を感じます」と反省の弁を述べるのは、神戸大学で栄養化学を教える金沢和樹先生。30年も前に食べ物の「発がん抑制成分」を発見したものの、当時は誰も信じなかったとか。「今は多くの研究者が競って開発しています。でも加熱しすぎて、体に必要ないもの、摂っても効果が期待できないものまで売られている」たとえばラットに与えた量を、体の大きい人間が摂っても効果は期待できません。なのに、体に効かない量で商品になることも多いとか。「逆にたくさん飲めば効く、というのも誤解です。そもそもサプリは体には異物だから、すぐ外に出そうとする。排出する過程で、細胞などに働きかけ効果を生みますが、必要以上に摂っても捨てられるだけです」また食事で摂る基本の栄養素、炭水化物やビタミンなどが不足だと、サプリだけ摂っても働かないそう。「とはいえ体に必要なサプリもある。見分ける目と正しい使い方を知ってほしいですね」。賢く取り入れ、健康に役立てて。

今回は「取扱い注意!のサプリ」についてお話します。

取扱い注意!のサプリ

「サプリの成分はもともと食品だから安心」と思っていたら大まちがい。効きすぎて危ない、安全が確認できてない…そんな成分もあるんです。下の3つは要注意ですよ。

・メラトニン

<副作用の不安が大きい>
体内で睡眠を司るホルモン「メラトニン」。こうした体のホルモンに直接効く成分は、副作用がはっきりとわかっていません。躁鬱などの症状を起こす可能性も指摘されており、必要なら医師に処方してもらうべき。サプリで摂るのは危険です。

・葉酸

<まともなサプリは少ない>
妊婦さんが摂る「葉酸」は、かなり危険度の高い成分。米デュポン社から、信頼できる葉酸が開発されたのは、ごく最近のこと。葉酸として出回る多くの製品が不確かなもので、赤ちゃんの健康を損ねかねません。医師に処方されたものを飲んで。

・イチョウ葉エキス

<物忘れ解消には効かない>
「イチョウ葉エキス」は、アルツハイマーを発症した脳の血管を通り、抗酸化作用で細胞を守る効果が。しかし作用が強いため、欧州では医薬品扱いの成分。また、発症前の脳には何の効果もありません。物忘れ解消に摂るのは無意味です。

【お話を伺った方】金沢和樹先生
吉備国際大学地域創成農学部教授。食材の健康機能を数多く発見している、サプリメント研究の草分け的存在。著書に『まちがいだらけのサプリ選び』(双葉社 \1,575)他。