年金制度のしくみ

年金制度の仕組み

 年金制度とは、簡単に言えば若い世代がリタイヤ世代の生活をみんなで支えていこう、という理念の元に成り立っています。
 20歳以上のすべての人は国民年金保険料を負担しなければならず、会社員や公務員はさらにプラスして厚生年金保険料や共済年金保険料を支払っています。
 国民年金に加入している人は加入期間に応じて、厚生年金や共済年金に加入している人は加入期間プラス自身の所得に応じて将来受け取る年金額が決まります。

年金制度の種類 その1 国民年金

 国民年金とは、20歳以上のすべての人に加入が義務付けられている年金の基礎部分です。
 サラリーマンや公務員の方が給与から天引きされている年金保険料の中には、国民年金保険料も含まれています。
 国民年金の受取金額は加入年月に応じて決められており、支払う金額は皆平等(平成26年度は15,250円)です。
 受け取る時には「老齢基礎年金」という名前で呼ばれます。
 ちなみに最高で1年間に受け取れる額は772,800円(平成26年現在)となっています。

年金制度の種類 その2 厚生年金と共済年金

 厚生年金とは企業に勤める会社員が加入している年金です。
 国民年金に上乗せして、企業と社員が保険料を等しく負担します。
 平成26年9月から平成27年8月までは、給与と賞与を合算した8.73%を個人と企業がそれぞれ負担することになっています。
 毎月の給付額は所得によって決められますので受取金額は、加入年月、と給与所得によって大きく変わってきますが、多くの人が年間で150万円〜250万円を受け取っています(老齢基礎年金=国民年金部分を含む)。
 
 公務員や教員などが加入するのが共済年金です。
 各地方自治体や共済組合ごとに保険料の料率が異なります。
 厚生年金よりも若干受け取ることができる額が多く、年額で160万円〜270万円となっています。

年金の給付の種類

 公的年金制度は退職後だけではなく、死亡したり障害を負ってしまったりした時に受け取ることができる遺族年金や障害年金という制度もあります。
 
 死亡した場合に給付されるもの
 国民年金→遺族基礎年金
 厚生年金→遺族基礎年金+厚生年金
 共済年金→貴族基礎年金+遺族共済年金
 それぞれの受取金額は子供の有無や配偶者の年齢によって異なります。
 
 障害状態になった時に給付されるもの
 国民年金→障害基礎年金
 厚生年金→障害基礎年金+障害厚生年金
 共済年金→障害基礎年金+障害共済年金
 いかがでしょうか。
 ご自身の加入している年金の制度がなんとなくわかってきたことと思います。
 公的年金制度は老後に受け取ることができる年金以外にも、死亡した場合や障害を負った場合にも受け取ることができますので生命保険に加入する際には、自分や家族が受け取ることができる遺族年金や障害年金の額も確認しておくと、無駄なくお得に保険に加入することができます。