知っておこう!小児慢性特定疾患医療費助成制度

小児慢性特定疾患医療費助成制度とは?

 「小児慢性特定疾患医療費助成制度」は子どもの健全な育成を目的とし疾患の治療方法の確立を目指す厚生労働省の『小児慢性特定疾患治療研究事業』の一環として施行されます。親は誰でも、赤ちゃんが誕生した瞬間から子どもの健やかな成長を願うものです。しかし、病気は人と時を選びません。風邪や腹痛に始まり中には、願いも虚しく幼くしてがんや重い病気を余儀なくされてしまう場合も出てきます。この小児がんなどの特定の疾病や、子どもの慢性疾病は大にして治療期間が長く、高額の医療費負担がかかることが少なくありません。「小児慢性特定疾患医療費助成制度」とは、この様な時に患者家庭にかかる高額な医療費の負担軽減を目的とし、患者家庭の医療費負担分を補助する制度です。

新たな医療費助成と支給認定を受けるには?

 小児慢性特定疾病や難病に係る医療費助成制度が変わりました。それにより、所得に応じた医療費自己負担の見直がなされ、自己負担の割合は、従来の3割(就学前児童は2割)から2割に引き下げられました。また、「小児慢性特定疾病」の対象が拡大されこれまで医療費の助成を受けられなかった疾病が医療費助成を受けられるようになりました。514疾病(11疾患群)⇒704疾病(14疾患群)。対象年齢は従来通り18歳未満の児童です。(引き続き治療が必要であると認められる場合は2年間を延長)また、「小児慢性特定疾病」の支給認定を受けるには従来通り、実施主体である都道府県知事または指定都市・中核市の市長に申請します。

「小児慢性特定疾病」の対象疾患群とは?

 「小児慢性特定疾病」の対象疾患群とは、慢性に経過する疾患・生命を長期に脅かす疾病・症状や治療が長期にわたって生活の質を低下させる疾病・長期にわたって高額な医療費の負担が続く疾病、この4点をすべて満たし、厚生労働大臣が定めたものをいいます。(1)悪性新生物(2)慢性腎疾患(3)慢性呼吸器疾患(4)慢性心疾患(5)内分泌疾患(6)膠原病(7)糖尿病(8)先天性代謝異常(9)血液疾患(10)免疫疾患(11)神経・筋疾患(12)慢性消化器疾患(13)染色体または遺伝子に変化を伴う症候群(14)皮膚疾患、以上が704疾病の14疾患群が対象疾患群です。
 健やかで健康な子どもの成長を願わない親はいませんが、不幸にしてお子さんが大きな病に見舞われたとしても、希望の光は必ず見えるものです。まずは、経済的な困難を回避するために小児慢性特定疾患医療費助成制度の様な公的支援は言うに及ばず、民間企業の保険などを知っておきましょう。お子さんの不慮の疾病などに立ち向かうには生活の基盤をしっかり支えることが肝要です。