自分や家族の勤める会社の制度を確認しよう

そもそも「福利厚生」とは?

 福利厚生とは、通常の給与や賃金とは別に、企業から従業員に対して支給される「非金銭報酬」のことを言います。その目的は、従業員に対する経済的な保障を手厚くすることによって従業員の「組織貢献度」を高め、勤労への意欲や能率の向上を図ることです。つまり、従業員が安心して働ける環境のための制度づくりを通して従業員のやる気を向上させ、従業員は経済的な恩恵を受け、企業は従業員による企業や社会への貢献度を向上させることができるのです。

福利厚生は家族も利用できる

 企業における福利厚生その他の制度の中には、当該従業員だけでなく、従業員の家族にも恩恵のある制度があります。例えば「社員旅行・慰安旅行」においては、当該企業に勤めている従業員だけでなく、従業員の家族も参加できる企業も少なくありません。また、直接的な恩恵はなくとも、家賃補助や保険、子育て支援や年金などは、従業員の家族にも深く関わってきます。夫婦が共働きだったり、世帯に複数の就労者がいる場合には、家族の勤めている企業の福利厚生についても把握しておくことで、さらに経済的な支援を受けることができることが多いです。

福利厚生で職場を選ぶ

 福利厚生については、当該企業に努めていなくても企業のホームページや企業説明会などで入手できるパンフレット等に掲載されているので調べることができます。特に企業に入社するにあたって志望理由として「福利厚生が充実している」ということを重視している人も多いです。既に企業に勤めている人も、転職の際の企業選びの基準として福利厚生の内容を挙げる人は少なくありません。福利厚生はその項目だけでなく、それぞれの項目においてどれほどの金額を受給できるかも判断基準となります。

ユニークな福利厚生

 世の中には、通常の企業では採用されていない、独自の変わった福利厚生を実施している企業があります。思わずクスッとしてしまうユニークな物もあれば、従業員のモチベーションを高めるのに効果的な、斬新な制度も多いです。各企業が考えた独自の福利厚生は、利用する従業員のやる気を向上させ、仕事における効率を向上させることで従業員にも企業にもメリットのある制度が多く、これも入社の際の決め手になることは少なくありません。
 福利厚生は従業員にとって単純に権利として考えるだけでなく、モチベーションを高めることによって企業や社会への貢献度を高めるための義務としての側面も伺うことができます。勤め先の福利厚生について詳しく知ることは、自分のためだけではなく、企業や社会のためになるということも念頭に置いておきましょう。