入院費用の相場、平均

病気の種類で大きく変わる

 入院にかかる費用については、入院した原因となる病気の種類で大きく変わってきます。手術後の治療において必要な薬剤の種類も異なり、入院日数も病気ごとに大きく異なります。入院費用は簡単に言えば「1日あたりの入院費×入院日数」で計算されるので、1日あたりの入院費用と入院日数が長ければそれだけ多くの入院費がかかることになります。場合によっては入院費用だけで自己負担が100万円に迫るということも十分にありえます。

高額医療制度との関連

 しかし、公的医療保険においては「高額医療制度」を利用することができ、年齢と所得に応じて医療費の事故hたんの上限額が設定され、それを上回る医療費を支払った場合には申請することで還付を受けることができます。ただし、高額医療制度は公的医療保険が適用される医療費に限られるので、保険の適用外である先進医療や入院に掛かる生活費に関しては還付を受けることができません。場合によっては医療費のほぼ全額を自己負担しなければならないこともあります。さらに、高額医療制度と入院費用にはもう一つ、注目しなければならない点があるのです。

高額医療制度と入院費用の相場

 高額医療制度で定められている自己負担金額の上限は、一ヶ月ごとに設けられています。ここで問題となるのが入院日数との関係です。例えば、50万円の自己負担があるとして、自己負担の上限が10万円だったとします。その50万円が50万円×1ヶ月の場合と10万円×5ヶ月の2パターンを考えると、前者の場合は40万円の還付を受けられますが、後者の場合は毎月上限額ギリギリの自己負担なので、還付を受けることができません。つまり、同じ入院費の総額でも入院日数が長いほど自己負担金額も多くなる傾向にあるのです。

ネットで調べられる

 病気の種類が分かれば、インターネットでおおよその入院費を試算することができます。1日あたりの入院費とおおよその入院日数、高額医療制度を含めた自己負担金額も調べることができるので、将来的にどんな病気になるとどれだけの医療費を負担しなければならなくなるか把握しておくことができます。もし、自分自身の発症のリスクが高い病気が分かっているのであれば、前もってそれを把握して医療費の備えをしておくことができます。
 公的医療保険でほとんどの医療費は自己負担しなくても良くなりますが、高額医療制度を含め、それには限界があるということを理解しておくことが必要です。入院費の負担のリスクを考え、自分に合った保険商品の選定と十分な預貯金の準備をしておくことが望まれます。