先進医療って何?かかる費用はどのくらい?

「先進医療」とは?

 「先進医療」とは、厚生労働大臣が定める高度な医療技術を用いた治療法のことを言い、従来の治療法では治療することができない病気でも治療できるものも多く存在します。先進医療は、厚生労働大臣が定める医療施設でのみ利用することができます。高度な医療技術によって病気の治療ができるのですが、公的医療保険の適用範囲外であり、医療費の全額を自己負担する必要があります。技術の研究に伴い、先進医療ではなくなって公的医療保険で保障されるようになることもあれば、危険性を加味して厚生労働大臣の認可が取り消されることもあります。

先進医療の種類

 先進医療の種類は、平成26年の時点で96種類ほどあります。この中で特に認知度が高い医療技術と言えば、がん治療に用いられる「陽子線治療」や、白内障の治療に用いられる「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」などが挙げられます。先進医療と言いながら、意外と知名度の高いものも多くあるのです。つまり、それだけ利用者が多いということで、特に「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」は年間で4000人を超える利用者がいます。

先進医療の医療費

 「先進」という言葉から、それなりに高額な医療費が必要になるというイメージを持つ人が多いと思われます。年間での利用者が白内障手術に次いで多い「前眼部三次元画像解析」は、1回で4000円で受けられます。しかし、年間で3番目に多い「陽子線治療」は約250万円の医療費がかかります。つまり、先進医療はその技術の内容によって必要になる医療費も大きく異なるのです。問題となるのは、先進医療が公的医療保険の適用外であり、高額医療制度も利用することができずに全額が自己負担となることです。

先進医療と保険

 特にがんの治療に用いられる先進医療は、高額な医療費が必要になり、全額を自己負担しなければなりません。そこで注目したいのが、がん保険を含む民間の保険商品に付帯する「先進医療特約」です。追加の保険料を100円前後支払うことで利用することができ、先進医療を利用した際に保障を受けることができます。ただし、実際に先進医療を実施するか、その適性を判断するのは医師であり、場合によっては望んでも先進医療を利用できないこともあります。先進医療特約がなければ不十分であるとは一概には言えないのです。
 先進医療は意外と知名度の高いものが多く、その医療費は種類によって大幅に差が生じます。特に高額なものはがんの治療で、公的医療保険では全額が自己負担となります。民間の保険商品の特約で保障されますが、その必要度は人によって異なることを念頭に置いておきましょう。