軽度発達障害<こころの病気>の症状の現れ方

 症状と検査については、それぞれの発達障害の項で記載されています。適切な療育のためには、弱い、あるいは欠けている面だけでなく、強い領域を含めて包括的な評価がなされなくてはなりません。なぜならば、療育への手がかりに欠かせないからです。

軽度発達障害<こころの病気>の診断と治療の方法

 基本は障害の理解と適切な療育です。子どもがもっている困難を理解し、困難な問題には、ていねいに一つ一つ取り組むこと、その際、子どもがもっている強い面をとらえてアプローチすることが何よりも大切です。
 これらの子どもの日常の養育に関連する困難をとらえ、養育者を対象にした心理教育プログラムが日本においても取り入れられるようになっています。対象となる子どもの問題により、課題は異なりますが、4〜10歳くらいの子どもを対象にした、ペアレント・トレーニングが普及しています。
 児童には、治療教育的アプローチが重要です。それぞれの子どもの教育的ニーズに応じた指導計画を作成、実践、検証するシステムが、特別支援教育として構築されています。特別支援学級、通級指導教室、特別支援学校などにおける教育的支援は、後の社会的ハンディキャップを軽減するために重要です。
 青年期から成人期には、本人自身が自己の障害を理解し、適切な社会生活へのプランを組み立てられるよう支援が必要となります。