原発性線毛機能不全<呼吸器の病気>の症状の現れ方

 線毛運動不全のため、幼児期からの慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症(ちくのうしょう))、中耳炎や慢性気管支炎・気管支拡張症が必発となり、このため慢性(まんせい)の湿性咳嗽(しっせいがいそう)(湿った咳(せき))や鼻漏過多(びろうかた)を認めます。また精子の鞭毛運動障害により男性不妊の原因となったり、嗅覚障害を伴う場合も多いようです。

原発性線毛機能不全<呼吸器の病気>の診断と治療の方法

 本疾患に対する根治療法はありません。日頃からの喀痰(かくたん)の管理(適切な水分摂取、気管支拡張薬や喀痰調整薬などの薬物療法、体位排痰法など)が重要となります。また気道感染の合併による急性増悪に注意が必要です。このためインフルエンザワクチン接種を毎年受けるなどの対応も必要となります。