内頸動脈狭窄症<脳・神経・筋の病気>の症状の現れ方

 内頸動脈が細くなり狭窄部に血栓が形成されると、血栓がはがれて脳に飛び、脳梗塞一過性脳虚血発作(1日以内で症状が消失するもの)を引き起こします。また内頸動脈がある程度以上細くなると大脳への血流が不足し、このために症状が出ることもあります。主な症状は、左右どちらかの半身の運動障害や知覚障害、言語障害、顔面下半分の麻痺(まひ)です。
 また、内頸動脈から分かれ網膜に血流を送る眼動脈に血栓が飛ぶと、一過性黒内障(いっかせいこくないしょう)といわれる患部側と同じ片方の眼の視力低下(視野がカーテンが下がるように欠ける)を来します。

内頸動脈狭窄症<脳・神経・筋の病気>の診断と治療の方法

 治療法は抗血小板薬の投与が基本ですが、狭窄が高度な場合には血栓内膜剥離術や、血管を広げるステント留置術が選択されます。また動脈硬化の進行を防ぐために高血圧糖尿病脂質異常症など生活習慣病のコントロールも重要です。