胎便吸引症候群<子どもの病気>の症状の現れ方

 出生直後から呼吸が速い、陥没呼吸(息を吸い込む時に助骨の間や胸骨の下がへこむ呼吸)、呻吟(しんぎん)(息を吐く時にうなり声を出す)などの呼吸障害がみられます。酸素がうまく取り込めないのでチアノーゼが続きます。皮膚や臍帯(さいたい)は胎便によって黄色く着色しています。胸はビア樽のように前後にふくらみます。

胎便吸引症候群<子どもの病気>の診断と治療の方法

 呼吸障害の程度が軽ければ酸素投与だけでよくなることもありますが、肺に管を入れて、気管の洗浄や、人工呼吸器による呼吸管理を必要とすることもあります。肺炎に対しては抗生剤を使用します。気胸を合併しやすく、胸腔穿刺(きょうくうせんし)(針で刺す)や持続吸引が必要になることがあります。
 また、遷延性肺高血圧症(せんえんせいはいこうけつあつしょう)を合併し、強いチアノーゼと循環不全を起こすこともあります。その際は人工呼吸器、強心薬など多くの薬剤を使って強力な治療を行う必要があります。また、仮死による症状として低血圧やけいれんなどの多様な症状が現れることがあるので、それらに対する治療も必要になります。