過熟児とはどんな病気か

 いわゆる胎盤(たいばん)機能不全症候群の症状が認められる新生児のことをいいます。現在は適切な表現ではないとされており、使用されません。過期産(かきさん)児(在胎42週以上で出生した児)と同じではありませんが、この胎盤機能不全症候群は過期産児によく認められます。

原因は何か

 妊娠高血圧症候群(にんしんこうけつあつしょうこうぐん)、糖尿病、腎炎などの各種合併妊娠、過期産、胎盤形成不全などによる胎盤機能の低下が原因です。

症状の現れ方

 皮膚が乾燥し、ひび割れ、しわが多い、全体にやせているなどの胎内栄養不全型の症状を示します。また、胎便による羊水混濁(こんだく)、胎便による胎盤・臍帯(さいたい)の緑色の着色、さらに臍帯・皮膚・爪の黄染(おうせん)などの所見が認められます。以上の所見を過熟徴候といいます。

検査と診断

 妊娠経過および新生児の臨床症状により診断します。

治療の方法

 低血糖、脱水、呼吸障害などの有無に注意が必要です。臨床症状が認められる場合は、保育器内に収容して輸液や酸素投与などの治療が必要です。